咲 -Saki- 感想

第121局　危機


扉絵



　今回の扉絵は、雀明華ちゃん。
　うん、可愛い。




本編



　どうやら、前回ラストのアレは「イリュージョン」で片付いたらしい。いいのか、それで？
　あと、明華の傘は何処に消えたんだろう？




　準決勝中堅戦開始。
　前半戦の席順は、起家から、部長、明華、揺杏、愛宕姉、となった。
　なお、現在の点数状況は、臨海：162700点、姫松：121600点、清澄：73200点、有珠山：42500点。


　東１局　　親：部長　　ドラ：

　起家になった事で、タコスみたいに手が良くならないかと思う部長だったが、残念ながら配牌はバラバラ。

　　　ドラ

　とゆーか、悪配牌を通り越して、十三不塔一歩手前だな、コレ。


　この東１局、和了ったのは“風神”雀明華だった。



　だが、その手はのみの1300点。
　トップ目で三面張になるとはいえ、三色とドラと赤を同時に捨てる切りは勿体無い一打。
　自風のが暗刻で入っているあたりは、“風神”らしいのかも知れないけど。

　実はこの準決勝、郝慧宇と雀明華は防御に徹するよう、監督から指示が出ているらしい。
　どうやら、臨海女子は決勝戦までは手の内を明かさず、隠しておく方針の様だ。
　……という事は、郝は防御に徹してなお、次鋒戦で区間トップだったのか。

　ただし、ネリーだけは、監督の指示に異論があるらしい。



　ネリーが心配するのは、勝敗よりもスポンサーのこと。

「決勝戦もちゃんと勝つから大将戦だけは本気でやらせて
　ネリーはお金がいるの」

　どうしてお金が要るのかは分からないが、このネリーのお金に対する執着心は、



　お年玉のために魔王的強さを身に付けた咲と相通ずるところがある。


　冗談はさておき、東２局も揺杏は愛宕姉に5200点を放銃。
　続く東３局でも、明華の満ツモを親かぶりし、揺杏は4000点を支払う事になった。

　これで点数状況は、臨海：172000点、姫松：124800点、清澄：71200点、有珠山：32000点。
　有珠山のトビが現実味を帯びて来て、困ったのは現在３着目の清澄高校。
　２着の姫松と53600点もの差がある今の状況では、これ以上有珠山の点数を削られる訳にはいかない。

「有珠山がトバされたら うちは敗退
　この子を守りつつ 戦わなければいけないわけだ…」



「この二人を相手に…！！」

　敵であるハズの他家を守りつつ戦わねばならないという状況は、県決勝の咲と池田を思い出す。
　やっぱり、こういう麻雀ならではの展開というのは面白いね。

　そして、このまま行くと、副将戦はダヴァンにとって去年と似た様なシチュエーションになるのかな？
　まぁ、フナＱのセリフからすると、有珠山の副将は去年の合浦女子の副将よりは強そうだけど。


　ところでさ、



　３着目の部長が慌ててんのに、どうして当の揺杏さんは危機感ゼロなんだろ？
　「減ったァ」とか言いながら、余裕そうに笑ってる場合じゃないんじゃない？


　さて、次号は休載で、次回掲載は2月7日発売号。






『咲-Saki-』クリアしおり＆ポストカードセット

　今号のＹＧは、クリアしおりとポストカードの付録付き。



　咲＆のどっち可愛い。
　水着姿の姉帯さんとエイスリンちゃんも可愛い。

　しかし、クリアしおりはともかく、このポストカードって使えるの？
　これに切手貼って投函したら、ちゃんと届けてくれるんだろうか？
　勿体無いから、使う気なんてないけどさ。