怜-Toki- 感想

第３局　膝枕


　怜と野上さん。
　どちらが竜華に相応しいかを決めるため、二人は麻雀で勝負する事になった。



　勝負は半荘１回。
　そして、負けた方は、竜華との友達をやめる。

　何でも麻雀で決めようとするところは麻雀漫画らしい。
　でも、こういう展開、『咲-Saki-』世界では逆に珍しいよね。

　怜も野上さんも止めても聞かないため、竜華もその勝負に参加する事を決めた。
　竜華が勝った場合、「友達をやめる」という話は全て無かった事になる。




　参戦を表明したとはいえ、出来れば勝負自体を止めさせたい竜華。
　でも、怜は頑として首を縦に振らない。



　怜にとって、あの時の8900点が特別なものに思えたというのは、微笑ましいけど、ちょっと悲しい。


　麻雀に自信を持ってしまった怜は、竜華が自分の勝ちを疑うのが不満らしい。

　でも、そんな怜に対して竜華は、



　怜と友達でなくなる可能性があるだけで怖いのだと口にする。

　その言葉が嘘とは思えないけど、



　それなら、どうして怜と竜華は「おままごとの友達」でなければならないんだろう？

　しっかりしているとはいえ、竜華もまだ小学生だから何か誤解してるのかな？
　まさか、この竜華は怜が死ぬ世界線から来た、なんてSF展開ではないと思うけど。


　さて、怜が勝負を降りようとしないため、竜華は二人での特訓と称して怜を鍛える事になった。



　「捨牌見て何がわかるん…」って、怜はそこからか……。
　むしろ、捨牌見ずして、何が分かるんだ（笑）。




　なお、この前の8900点に味を占め、怜は大物手ばかり狙う様になっていた。

　この溢れ出る自信と、反比例する才能の無さ（笑）。
　１巡先が見えるようになるまで、三軍安定だったというのがよく分かる。



　そのリーチの仕方、小学生の頃から練習してたんだ（笑）。
　アホな怜が可愛い。





　特訓を終え、勝負前日。



　時計台の下で、竜華は怜の手を引くと、彼女の頭を太股に載せた。

　これが、怜と竜華の初膝枕なのか。
　感慨深い。




　麻雀勝負開始。

　翌日、約束通り、竜華の友達の座を賭けての麻雀勝負が始まった。
　席順は起家から、しんちゃん、竜華、怜、野上さん。

　そして、その東パツから、



　北家の野上さんがダブルリーチ！！

　アオリにも書かれているけど、小学生とは思えない野上さんの迫力。
　麻雀部でもないのに、身に纏った強者オーラが怜との格の違いを感じさせる（笑）。

　果たして、竜華は野上さんから怜を守り切る事が出来るのか！？