第35話 杏果①
扉絵
今回の扉絵は、杏果さん。
稲村杏果「去年の小学生大会、決勝戦までいきました」――。
これ、杏果さんから、前回の柱へのツッコミ?(笑)
本編
野津部長の大活躍により、勝敗は大将の杏果さんに委ねられた。
大任を背負った杏果さんは、自分の両頬を叩き、気合いを入れて大将戦に……
臨もうとしたところで、母から気の抜ける応援が(笑)。
中学生らしく、母からの応援を恥ずかしがる杏果さん可愛い。
普段は大人びている杏果さんの数少ない弱点。
でも、そんな母の応援が、気負っていた杏果さんを楽にしてくれた様だ。
大将戦の面子は、この4人。
万原中2年、余村里生。
これといって特徴のない外見だけど、名前が「リオ」?
湯町中の李緒ちゃんと名前被ってるんだね。
第六中3年、小草愛梨。
何やら底知れない瞳を持つ選手。
他のコマを見る限り、重瞳ではないみたいだが。
魚瀬中1年、千代延柚希。
その三つ編みに反し、勝ち気そうな表情が良い。
そして、湯町中1年、稲村杏果。
東1局 親:小草愛梨 ドラ:
湯町中の勝利条件は、トップを取るか、万原中との点差36800点を逆転すること。
前回ラストの電光掲示板では38100点差だったけど、どうやら修正が入った様だ。
どういう修正が入ったのか、正確なところは不明。
東1局、杏果さんはまず得意の対々三暗刻で先制した。
まだまだ大差だが、湯町中にトップを取られてしまったら、万原中は敗北。
杏果さんの和了りにより、万原中は守ってばかりはいられなくなった。
「守ってれば勝てる―― そういうわけにはいかなくなったか」
「前に出てよ万原中―― 殴り合いましょう――――…!!」
鋭い眼光を飛ばす、杏果さんが素敵。
東2局 親:千代延柚希 ドラ:不明
次局は、万原中が負けじと3900点を和了。
それにしても、この娘も両面待ちの3900点をダマにするんだね。
中学生だからなのか、そういう時代なのか、それとも、未知の能力を警戒しているのか?
なお、杏果さんは対子手が多いという情報は、曖奈ちゃんから伝えられている様だ。
だが、東3局、余村さんは、親の杏果さんに七対ドラドラの9600点を放銃してしまう。
確かに、手が縦に伸びると言われても、対応するのは難しいよね。
更に、杏果さんは1100オールをツモり、独走状態に。
ところで、悠彗って、「混一色になる」能力ではなく、「オタ風のメンホンになる」能力だったの?
鳴く事もあるし、飜牌を持っている事もあったけど、アレは本来の最終形ではなかったのだろうか?
南3局 親:稲村杏果 ドラ:
ここまでの点数状況は、湯町中:52800点、第六中:26300点、魚瀬中:22100点、万原中:18800点。
総合得点は、万原中:171900点、湯町中:169100点、魚瀬中:136300点、第六中:122700点。
序盤のリードを活かし、ダントツのままここまで来た杏果さんだが、南3局は親番。
勝っている状態で迎える南3局の親番って、微妙に嫌だよね。
和了っても連荘しなければいけないし、高確率で差を詰められてのオーラス突入となるし。
この南3局で、最初に動いたのは、第六中の小草さん。
第六中とトップの万原中は、総合得点で49200点差。
にも関わらず、小草さんはを一鳴きして、を切って来た。
とは見えておらず、
おまけに、この顔(笑)。
これは間違いなく、大三元だ!!
しかし、直後に柚希さんが切ったを小草さんはスルーした。
まだ重なってなかったのか、それとも見逃しか?
というのも、ここで32000点を直撃すると、22100点の魚瀬中はトんじゃうんだよね。
その場合、第六中はトップだけど、総合得点の差で万原中の優勝となってしまう。
もっとも、この時点で聴牌なら、をポンして手を組み替えると思うけど。
ノーテンで対子なら、尚更スルーする理由はないし、単純に重なってなかったのかな?
真相は不明だが、を通した柚希さんは、3巡後にリーチ!!
捨て牌を見る限りでは、柚希さんは索子の染め手が濃厚。
そして、索子の染め手だと、を持っている可能性も高い。
このリーチに対し、余村さんは無筋のを強打。
そして、柚希さんは、ツモ牌を手の内に入れ、打。
……って、いやいやいや!!
柚希さん、さっきリーチ打ったじゃん!!
何をツモったかは知らないけど、手出ししちゃ駄目でしょ!!
これ、右下の柚希さんは、小草さんの間違いだろうね。
3人聴牌。
しかも、その内の2人は大物手。
そこに杏果さんも追い付くが、聴牌に取るにはを切らなくてはいけない。
は、染め手気配の柚希さんは勿論、を手出しした小草さんにも危険。
ダントツの杏果さん、ここは冷静にオリを選択。
当然の選択だが、万が一を切っていたら、リーチ門清一通ドラドラで柚希さんへ24000点の放銃となっていた。
そして、
放銃回避した杏果さんはをツモり、大三元の目を潰す。
旅館の娘さんらしい「お客様」という言い方が良いね。
結局、この南3局は、杏果さんの一人ノーテンで流局。
そして、南4局、杏果さんは真剣になっている自分に過去を回想する。
「今――
目覚める」
「忘れていた自分自身――」
三暗刻のみ。
3200点の1本場は3500点でラスト。
この和了りにより、湯町中は170600点、万原中は169400点。
トップを取るだけではなく、万原中の総合得点も上回って、湯町中の完全勝利!!
まさかこういう結果に終わるとは思わなかった。
敗北濃厚、勝つにしてもルールに救われる形だと思っていたので驚き。
しかも、ここで杏果さんの覚醒イベントとは。
今回が「杏果①」だから、次回は「杏果②」で「あの夏」の話をするのかな?
でも、杏果さんの言う「あの夏」って、一体何の事だろう?
去年の大会の事ではないそうだから、閑無ちゃんとクラスメイトの仲直りイベントのこと?
でも、あれは4月の大会の直後だから、「夏」と強調する様な時期ではないかな?
う~ん、旅館に来た客と一夏の恋にでも落ちたのかね?
そんな妄想をすると、このセリフが意味深なものに思えて来る……。
気になる、杏果さんの「あの夏」。
続きは次の8月25日発売号にて。
デジタル版 月刊ビッグガンガン
今号のビッグガンガンは、デジタル版も買ってみた。
やっぱり、デジタル版というのは、自炊が楽で良いね。
特にビッグガンガンの自炊は、背表紙の糊を溶かすところから始めないといけないし。
ただ、デジタル版はアンケートへの応募が出来ず、当然ながら付録も付いて来ない。
なので、地元の書店にお願いしている定期購読分は、当面このままにしておこう。
いずれは紙媒体の購入は1冊のみにし、欲しい付録がある時だけ複数冊買うのも良いかも知れない。
扉絵
今回の扉絵は、杏果さん。
稲村杏果「去年の小学生大会、決勝戦までいきました」――。
これ、杏果さんから、前回の柱へのツッコミ?(笑)
本編
野津部長の大活躍により、勝敗は大将の杏果さんに委ねられた。
大任を背負った杏果さんは、自分の両頬を叩き、気合いを入れて大将戦に……
臨もうとしたところで、母から気の抜ける応援が(笑)。
中学生らしく、母からの応援を恥ずかしがる杏果さん可愛い。
普段は大人びている杏果さんの数少ない弱点。
でも、そんな母の応援が、気負っていた杏果さんを楽にしてくれた様だ。
大将戦の面子は、この4人。
万原中2年、余村里生。
これといって特徴のない外見だけど、名前が「リオ」?
湯町中の李緒ちゃんと名前被ってるんだね。
第六中3年、小草愛梨。
何やら底知れない瞳を持つ選手。
他のコマを見る限り、重瞳ではないみたいだが。
魚瀬中1年、千代延柚希。
その三つ編みに反し、勝ち気そうな表情が良い。
そして、湯町中1年、稲村杏果。
東1局 親:小草愛梨 ドラ:
湯町中の勝利条件は、トップを取るか、万原中との点差36800点を逆転すること。
前回ラストの電光掲示板では38100点差だったけど、どうやら修正が入った様だ。
どういう修正が入ったのか、正確なところは不明。
東1局、杏果さんはまず得意の対々三暗刻で先制した。
まだまだ大差だが、湯町中にトップを取られてしまったら、万原中は敗北。
杏果さんの和了りにより、万原中は守ってばかりはいられなくなった。
「守ってれば勝てる―― そういうわけにはいかなくなったか」
「前に出てよ万原中―― 殴り合いましょう――――…!!」
鋭い眼光を飛ばす、杏果さんが素敵。
東2局 親:千代延柚希 ドラ:不明
次局は、万原中が負けじと3900点を和了。
それにしても、この娘も両面待ちの3900点をダマにするんだね。
中学生だからなのか、そういう時代なのか、それとも、未知の能力を警戒しているのか?
なお、杏果さんは対子手が多いという情報は、曖奈ちゃんから伝えられている様だ。
だが、東3局、余村さんは、親の杏果さんに七対ドラドラの9600点を放銃してしまう。
確かに、手が縦に伸びると言われても、対応するのは難しいよね。
更に、杏果さんは1100オールをツモり、独走状態に。
ところで、悠彗って、「混一色になる」能力ではなく、「オタ風のメンホンになる」能力だったの?
鳴く事もあるし、飜牌を持っている事もあったけど、アレは本来の最終形ではなかったのだろうか?
南3局 親:稲村杏果 ドラ:
ここまでの点数状況は、湯町中:52800点、第六中:26300点、魚瀬中:22100点、万原中:18800点。
総合得点は、万原中:171900点、湯町中:169100点、魚瀬中:136300点、第六中:122700点。
序盤のリードを活かし、ダントツのままここまで来た杏果さんだが、南3局は親番。
勝っている状態で迎える南3局の親番って、微妙に嫌だよね。
和了っても連荘しなければいけないし、高確率で差を詰められてのオーラス突入となるし。
この南3局で、最初に動いたのは、第六中の小草さん。
第六中とトップの万原中は、総合得点で49200点差。
にも関わらず、小草さんはを一鳴きして、を切って来た。
とは見えておらず、
おまけに、この顔(笑)。
これは間違いなく、大三元だ!!
しかし、直後に柚希さんが切ったを小草さんはスルーした。
まだ重なってなかったのか、それとも見逃しか?
というのも、ここで32000点を直撃すると、22100点の魚瀬中はトんじゃうんだよね。
その場合、第六中はトップだけど、総合得点の差で万原中の優勝となってしまう。
もっとも、この時点で聴牌なら、をポンして手を組み替えると思うけど。
ノーテンで対子なら、尚更スルーする理由はないし、単純に重なってなかったのかな?
真相は不明だが、を通した柚希さんは、3巡後にリーチ!!
捨て牌を見る限りでは、柚希さんは索子の染め手が濃厚。
そして、索子の染め手だと、を持っている可能性も高い。
このリーチに対し、余村さんは無筋のを強打。
そして、柚希さんは、ツモ牌を手の内に入れ、打。
……って、いやいやいや!!
柚希さん、さっきリーチ打ったじゃん!!
何をツモったかは知らないけど、手出ししちゃ駄目でしょ!!
これ、右下の柚希さんは、小草さんの間違いだろうね。
3人聴牌。
しかも、その内の2人は大物手。
そこに杏果さんも追い付くが、聴牌に取るにはを切らなくてはいけない。
は、染め手気配の柚希さんは勿論、を手出しした小草さんにも危険。
ダントツの杏果さん、ここは冷静にオリを選択。
当然の選択だが、万が一を切っていたら、リーチ門清一通ドラドラで柚希さんへ24000点の放銃となっていた。
そして、
放銃回避した杏果さんはをツモり、大三元の目を潰す。
旅館の娘さんらしい「お客様」という言い方が良いね。
結局、この南3局は、杏果さんの一人ノーテンで流局。
そして、南4局、杏果さんは真剣になっている自分に過去を回想する。
「今――
目覚める」
「忘れていた自分自身――」
三暗刻のみ。
3200点の1本場は3500点でラスト。
この和了りにより、湯町中は170600点、万原中は169400点。
トップを取るだけではなく、万原中の総合得点も上回って、湯町中の完全勝利!!
まさかこういう結果に終わるとは思わなかった。
敗北濃厚、勝つにしてもルールに救われる形だと思っていたので驚き。
しかも、ここで杏果さんの覚醒イベントとは。
今回が「杏果①」だから、次回は「杏果②」で「あの夏」の話をするのかな?
でも、杏果さんの言う「あの夏」って、一体何の事だろう?
去年の大会の事ではないそうだから、閑無ちゃんとクラスメイトの仲直りイベントのこと?
でも、あれは4月の大会の直後だから、「夏」と強調する様な時期ではないかな?
う~ん、旅館に来た客と一夏の恋にでも落ちたのかね?
そんな妄想をすると、このセリフが意味深なものに思えて来る……。
気になる、杏果さんの「あの夏」。
続きは次の8月25日発売号にて。
デジタル版 月刊ビッグガンガン
今号のビッグガンガンは、デジタル版も買ってみた。
やっぱり、デジタル版というのは、自炊が楽で良いね。
特にビッグガンガンの自炊は、背表紙の糊を溶かすところから始めないといけないし。
ただ、デジタル版はアンケートへの応募が出来ず、当然ながら付録も付いて来ない。
なので、地元の書店にお願いしている定期購読分は、当面このままにしておこう。
いずれは紙媒体の購入は1冊のみにし、欲しい付録がある時だけ複数冊買うのも良いかも知れない。
杏果さんが中学生時代ののどっちと対戦してたらアツい試合になっただろうなあ、どちらも冷静に分析して攻めとオリを判断できるタイプだし。
どこまで強くなるのか俄然楽しみになってきたな
↓
読んでる途中:杏果さん、凄い!カッコいい!
↓
読み終わり:杏果様、素敵です!
立「杏果さんは最初から重要キャラのつもりです」ってこういうことかぁ。まとめ役の素質もあるし、こりゃ部長ポジかも。
アラフォーにボコられトラウマで麻雀に本気になれなかったとか
カンナェ…。