第29話 中学
扉絵
今回の扉絵は、湯町中の制服に身を包んだ慕たち。
前回は姿が見当たらなかったけど、陽葵ちゃんも入学してたんだね。
麻雀部の見学にも来なかった陽葵ちゃんは、中学では帰宅部TV班かな?
本編
本編は前回ラストの続きから。
見た目に反して、すぐに興奮する野津部長。
「情緒がすごい」という表現は、初めて見たじぇ。
湯町小の卒業生が進学する、この湯町中。
野津部長も例外ではなく、慕たちと同じ湯町小出身らしい。
そして、2年前の松江こども麻雀大会には、野津部長も参加していたのだとか。
6年生の野津部長は1回戦で敗退してしまったのに、5年生の慕と閑無ちゃんは決勝進出。
声こそ掛けられなかったものの、多目的室で麻雀を打つ慕たちの事はずっと気になっていたのだとか。
なお、単行本を読み返してみたら、
割と目立つシーンで野津部長が描かれていた。
……って、おや?
そういや、あの大会、予選はスイスドロー形式だよね?
なら、「1回戦敗退」は、ありえないんじゃないの?
これは、「1回戦敗退」の部分は、単行本で「予選敗退」に修正かな?
まぁ、野津部長がルールを理解しておらず、2回戦に出なかった可能性もゼロではないが。
話は変わって、中学大会の説明。
何でも、高校大会と違い、中学では県大会の前に市大会があるのだとか。
ふんふむ。
市大会というのは、何校くらいが参加して、その内の何校が県大会に進めるんだろう?
そして、曖奈ちゃんの言っていた通り、小学生大会には出ていなかった強い新人も現れるのだろうか?
3年生の2人、山本亜搖子さんと勝部美凛さんも到着。
早速、先輩部員と入部希望者とで、対局が行われる事となった。
東1局 親:慕 ドラ:
東1局、起家となった慕の配牌はコレ。
う~ん、面子なし、雀頭なしの4向聴かぁ。
こういう悪い手は迷うけど、僕もリチャと同じでかなぁ?
雀頭がないから、ツモでの幻のノベタンを捨てるのは惜しいけど、飜牌切りたくないし。
一方で、手役派の慕はここから切り。
慕はを武器に出来るから、123の三色や全帯の価値も高くなるね。
を残すのは、他家の早いリーチに放銃した時に、1枚分だけ裏ドラが乗りにくいから。
運良く残しておいたが重なり、慕はこれをポン。
しかし、なかなか手が進まないでいる内に、2軒リーチが掛かってしまった。
ツモ ドラ
1向聴になったが、慕はここから共通安牌ので一歩後退。
次巡もを引き、慕はリーチ者の切ったを合わせ打つ。
だが、上家がを切ったところ、慕は透かさずこれをチー。
を勝負して、聴牌を入れた。
ドラ
次巡、慕が引いて来たのは、4枚目の。
槓ドラ・槓裏なしなので、これを加槓し、嶺上――
――から引いて来たのは、選りにも選って、最悪の。
なのに、危険牌を掴まされた事を指して、心から「楽しい…」と言える慕のメンタルはすばらだね。
ここで慕の選択は、と入れ替えての打。
決して安全ではないが、前巡を通したので、を切っている下家のはやりんにはスジ。
上家の山本さんにはありえるが、慕の手に暗刻があるのでワンチャンス。
その後、をツモった慕は、冷静にと振り替え、
再びのツモで4000オール!
不格好な最終形でありながら、最善を尽くした美しい和了り。
この和了りもあって、慕は1試合目をトップで終えた。
そして、3半荘打った結果がコレ。
1位:閑無ちゃん、2位:はやりん、3位:慕、4位:杏果さんと、新入部員が先輩部員を圧倒。
しかも、杏果さんの「-2」を除いては、新入生は全試合プラス収支か。
なお、水泳が本職の玲奈は、見学だけで自分では打たなかった様だ。
スイミングスクールを優先しつつ、麻雀部に籍は置くそうだが。
さて、まだ打ちたがる慕だったが、もう下校時刻で部活の時間は終わりだと言われてしまう。
顧問の坂根千沙先生登場。
おお、美しい。
しかし、この坂根先生、部活に力を入れる気はなく、生徒への指導もしないらしい。
ぶっちゃけると、そもそも顧問をしたくないのだそうだ。
確かに、部活顧問への手当については、僕もどうかと思うが……。
にしても、先輩は弱い、部活の時間は短い、指導者はいない……って、恵まれない環境だなぁ。
とはいえ、大抵の公立中はそんなもので、強くなりたい中学生はクラブチームに行くらしい。
もっとも、近隣にはジュニア育成のプログラムがあるクラブチームはないそうだが。
なお、公立中でも広島の隠渡女子は、外部からコーチを招いているそうだ。
また、私立の中学まで含めれば、朝酌にも外部から招いたコーチがいるのだとか。
漫然とやっていると、そういう学校との差は開くばかりだね。
ただ、坂根先生の独白を見ると、彼女なりに思うところがある様だ。
公立中で真剣に上を目指した結果、失敗した経験でもあるのかね?
なお、麻雀部の顧問にはもう1人、中村先生という人もいるらしい。
でも、こちらは言われるまでもなく、顧問として期待出来そうにない(笑)。
帰り道。
慕の瞳から、不意に原因不明の涙が零れ、次回へと続く。
次回掲載は、次の2月25日号。
扉絵
今回の扉絵は、湯町中の制服に身を包んだ慕たち。
前回は姿が見当たらなかったけど、陽葵ちゃんも入学してたんだね。
麻雀部の見学にも来なかった陽葵ちゃんは、中学では帰宅部TV班かな?
本編
本編は前回ラストの続きから。
見た目に反して、すぐに興奮する野津部長。
「情緒がすごい」という表現は、初めて見たじぇ。
湯町小の卒業生が進学する、この湯町中。
野津部長も例外ではなく、慕たちと同じ湯町小出身らしい。
そして、2年前の松江こども麻雀大会には、野津部長も参加していたのだとか。
6年生の野津部長は1回戦で敗退してしまったのに、5年生の慕と閑無ちゃんは決勝進出。
声こそ掛けられなかったものの、多目的室で麻雀を打つ慕たちの事はずっと気になっていたのだとか。
なお、単行本を読み返してみたら、
割と目立つシーンで野津部長が描かれていた。
……って、おや?
そういや、あの大会、予選はスイスドロー形式だよね?
なら、「1回戦敗退」は、ありえないんじゃないの?
これは、「1回戦敗退」の部分は、単行本で「予選敗退」に修正かな?
まぁ、野津部長がルールを理解しておらず、2回戦に出なかった可能性もゼロではないが。
話は変わって、中学大会の説明。
何でも、高校大会と違い、中学では県大会の前に市大会があるのだとか。
ふんふむ。
市大会というのは、何校くらいが参加して、その内の何校が県大会に進めるんだろう?
そして、曖奈ちゃんの言っていた通り、小学生大会には出ていなかった強い新人も現れるのだろうか?
3年生の2人、山本亜搖子さんと勝部美凛さんも到着。
早速、先輩部員と入部希望者とで、対局が行われる事となった。
東1局 親:慕 ドラ:
東1局、起家となった慕の配牌はコレ。
う~ん、面子なし、雀頭なしの4向聴かぁ。
こういう悪い手は迷うけど、僕もリチャと同じでかなぁ?
雀頭がないから、ツモでの幻のノベタンを捨てるのは惜しいけど、飜牌切りたくないし。
一方で、手役派の慕はここから切り。
慕はを武器に出来るから、123の三色や全帯の価値も高くなるね。
を残すのは、他家の早いリーチに放銃した時に、1枚分だけ裏ドラが乗りにくいから。
運良く残しておいたが重なり、慕はこれをポン。
しかし、なかなか手が進まないでいる内に、2軒リーチが掛かってしまった。
ツモ ドラ
1向聴になったが、慕はここから共通安牌ので一歩後退。
次巡もを引き、慕はリーチ者の切ったを合わせ打つ。
だが、上家がを切ったところ、慕は透かさずこれをチー。
を勝負して、聴牌を入れた。
ドラ
次巡、慕が引いて来たのは、4枚目の。
槓ドラ・槓裏なしなので、これを加槓し、嶺上――
――から引いて来たのは、選りにも選って、最悪の。
なのに、危険牌を掴まされた事を指して、心から「楽しい…」と言える慕のメンタルはすばらだね。
ここで慕の選択は、と入れ替えての打。
決して安全ではないが、前巡を通したので、を切っている下家のはやりんにはスジ。
上家の山本さんにはありえるが、慕の手に暗刻があるのでワンチャンス。
その後、をツモった慕は、冷静にと振り替え、
再びのツモで4000オール!
不格好な最終形でありながら、最善を尽くした美しい和了り。
この和了りもあって、慕は1試合目をトップで終えた。
そして、3半荘打った結果がコレ。
1位:閑無ちゃん、2位:はやりん、3位:慕、4位:杏果さんと、新入部員が先輩部員を圧倒。
しかも、杏果さんの「-2」を除いては、新入生は全試合プラス収支か。
なお、水泳が本職の玲奈は、見学だけで自分では打たなかった様だ。
スイミングスクールを優先しつつ、麻雀部に籍は置くそうだが。
さて、まだ打ちたがる慕だったが、もう下校時刻で部活の時間は終わりだと言われてしまう。
顧問の坂根千沙先生登場。
おお、美しい。
しかし、この坂根先生、部活に力を入れる気はなく、生徒への指導もしないらしい。
ぶっちゃけると、そもそも顧問をしたくないのだそうだ。
確かに、部活顧問への手当については、僕もどうかと思うが……。
にしても、先輩は弱い、部活の時間は短い、指導者はいない……って、恵まれない環境だなぁ。
とはいえ、大抵の公立中はそんなもので、強くなりたい中学生はクラブチームに行くらしい。
もっとも、近隣にはジュニア育成のプログラムがあるクラブチームはないそうだが。
なお、公立中でも広島の隠渡女子は、外部からコーチを招いているそうだ。
また、私立の中学まで含めれば、朝酌にも外部から招いたコーチがいるのだとか。
漫然とやっていると、そういう学校との差は開くばかりだね。
ただ、坂根先生の独白を見ると、彼女なりに思うところがある様だ。
公立中で真剣に上を目指した結果、失敗した経験でもあるのかね?
なお、麻雀部の顧問にはもう1人、中村先生という人もいるらしい。
でも、こちらは言われるまでもなく、顧問として期待出来そうにない(笑)。
帰り道。
慕の瞳から、不意に原因不明の涙が零れ、次回へと続く。
次回掲載は、次の2月25日号。
朝酌女子への愛着がとんでもない事になってしまう
清澄や阿知賀すら霞んでしまいそうだ……
>漫然とやっていると、そういう学校との差は開くばかりだね。
でも、高校の方でも清澄・龍門淵・鶴賀・永水・有珠山辺りは学校としてのバックアップ体制は整っていないように見えますし、部員の力と頑張り次第では全国クラスの強豪校と良い勝負が出来るのかも…?
そういえば湯町中って共学?普通の公立中なら一般的に考えれば共学ですよね?
思ったより麻雀部のレベルが低かったからだったりして
「部活に出れない時があるから」は建前かも
今更悔いても仕方がないか。
どのようにも解釈できる、想像できる描かれていない期間を
全て悪いほうに都合よく解釈して叩きの口実に利用してるだけだから、
描かれていたらまた違うところを持ち出して難癖つけるだけだと思うよ
内容的には穏乃と冷やし透華は原作再現を進めた感じですけど、個人的には「追加コンテンツに対応」っていうのが気になる。未だ何か追加されるものがあるのかなぁ。それともアップデートされた状態で通信対戦出来るとか、そういうのを「対応」って言うんだろうか。
でも咲本編は全然進んでなさそう
良くて決勝副将戦か
ふとした時に何気ないときに無意識に流れる涙。
なんでもないような日常を母親と一緒に過ごしたかった。
その寂しさが涙となった。
そう個人的に解釈した。