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実写映画 咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A 感想

2018-01-28 13:00:31 | アニメ 咲-Saki-
実写映画 咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A 感想




 実写映画『咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A』を鑑賞して来た。

 まず映画館で、クリアファイルとブロマイドを購入。
 パンフレットは販売されておらず、先日発売されたビジュアルガイドがその代わりの様だ。


 映画の感想だが、まず実写である事自体への不満は依然としてある。
 でも、そこを否定してしまうのは、人に喩えるなら生まれ持った特性を否定する差別かも知れない。
 そんな考えにはミジンコも至っていないが、もう慣れて来たのかあまり気にならなかった。

 気にならなかった理由は、肝心の内容が非常にすばらだったというのも大きい。
 カットされていて残念だった部分はあるが、僕は中盤以降ずっと涙腺崩壊修繕不能。
 繰り返しになるが、前作同様原作ファンも満足出来る、とてもすばらな映画だった。




 以下、鑑賞していて思った事を倩々と。


 冒頭からレジェンドこと赤土監督とすこやんが邂逅するオリジナル展開。
 だが、互いに仕事があり、ここで言葉が交わされる事はなかった。


 21世紀、世界の麻雀人口は一億人を突破―――
 このナレーションを聞くとテンションが上がる。


「ついに始まるぞ~」
 しずのこのセリフは、ここで言うのか。
 公式サイトを開く度に聞かされるので耳にタコスが出来てしまった。


 阿知賀女子が宮永咲と遭遇。
 映画では対戦しないからか、「私の倒すべき相手だ――!!」はカットだった。


 尺の都合上、映画は準決勝だけかと思っていたのに、1回戦から描写してくれるのは嬉しい。
 ただし、実況と解説は針生アナと咏さんから、こーこちゃんとすこやんに変更。
 この改変により、玄が「ドラゴンロード」の異名を与えられなかったのは残念。
 咏さんではなくても、こーこちゃんに命名させれば良かったのに。


 ドラマにもあったが、灼は多面張で狙い撃ちしやすいという理屈は疑問が残る。
 多面張だとターゲットから和了る前に、ツモってしまうと思うんだけど。
 実際、原作でも得意のボウリング打法を使った時は全てツモ和了り。
 そもそも、映画でも狙い撃つシーンがないのに、何故狙い撃ちが得意という設定を入れたのか?


 2回戦。
 新井ソフィアの再現度は異常。


 憧の回想で、玄がドラを切れない事を説明。
 残念ながら「そんなオカモチ~」はカット。
 映画では緊張感を削ぐギャグ描写は意識的にカットしている節があった。


 元々は針生アナのセリフなので仕方ないが、こーこちゃんが普通過ぎて違和感(笑)。
 準決勝でも、ふくすこ漫才は大分控え気味だった。


 怜に歯が立たず、大量失点してしまう玄。
 でも、先鋒戦終了時の点数表示がないので、どれだけ失点したのか分からなかった。


 泉から12000点を和了る宥姉。
 でも、宥姉が千里山の誤解を逆手に取る過程はカットか。


 セーラが制服を着ている事への言及なし。
 また、「3900を3回和了るより」が「細かく刻むより」に変更になっていた。
 おかげで「12000を和了る方が好きやねん」の12000が何処から出て来たのかという疑問が。
 そこは「一度に大きく和了る方が好きやねん」とかの方が良かったのではないだろうか。

 そもそも、憧の和了描写が7700点1回だけなのも問題だよな。
 続く3900点2回を和了る描写がないと、セーラとの対比にならないじゃん。
 そりゃ、誰だって7700点を和了るよりは12000点を和了る方が好きだよ(笑)。


「ノオォォである~」
 まさか、実写映画でもこのセリフを聞けるとは(笑)。


 2回戦大将戦オーラスのしずの闘牌は良いよね。
 安福莉子役の人も良い絶望顔だった。


 ん?
 映画では2回戦の翌日にもう準決勝なのか?


 準決勝に向けて、長野県勢と練習試合。
 実際に登場したのは、かじゅとモモのみ。
 荒川憩と愉快な仲間たちとの練習試合は残念ながらカット。


 トシさんの「んー、マジよぉ、大マジよ」もカットか。
 ちょっと残念。


 赤土監督がプロ入りを断ったと知った阿知賀女子。



「がんばろう! じゅんけつ!!
 千里山強い 白糸台強い そんなのわかってる……!!
 でもうちらだって 今朝よりも 今この時の方が―― 強い…!!」

 予告編にもあったこのシーンで涙腺崩壊してしまった。


 準決勝先鋒戦。
 すばら先輩の「真打ちは後から登場する」はカットか。
 自分は捨てゴマだと知りながら、照に宣戦布告するすばら先輩が泣ける。


 照魔鏡出現。
 でも、映画では「照魔鏡」という単語は出さないんだね。


 未来視の演出良いね。
 そして、照のコークスクリューツモの演出スゲー!!
 ツモったが高速回転。


 すばら先輩が照の連荘を止めるシーンは何度見てもすばら。
 玄が宮永照の弱点に気付くシーンはカットなのか。


 のどっち役の人のおっぱいスゲー!!
 制服だと気付かなかったけど、こんなに大きかったのか。


 怜のトリプルと玄のドラ切りは泣ける。
 特にドラを手放すシーンで、幼い玄が母と繋いでいた手を離す演出は涙が止まらなかった。
 すこやんの「人は予想を超えてくる」も良いね。


 渋谷尭深の収穫の時ハーベストタイムについて赤土監督が説明。
 まさか、灼から「そんなオカルト」なんてセリフを聞けるとは(笑)。


 副将戦、哩がリザベーションを発動。
 映画版では姫子はビビクンするのではなく、哩と同じ痛みを共有する様に改変されていた。
 セルフSMからダブルSMに……。
 なお、披露したのはリザベーション2飜ツー1回だけで、それ以外は年齢制限のためカット。


 全体的にそうだが、特に次鋒戦から副将戦はカットされたシーンが多かった。
 おかげで全く見せ場がなくなってしまったキャラもチラホラ。
 それと、一部間違いのあるシーンもあった気がしたが、これはBDで確認しよう。


 ドラマのOPを観た時はオーダーを弄る気かと思ったが、全て原作通りだった。
 コメント欄で書かれていた様に杞憂だったのでホッとした。
 一方で、ああいうOPにせざるを得ないところが、実写の駄目な部分だとも感じた。


 大将前半戦東1局のしずの手牌。

 

 原作通りなのに、6向聴と言われて、一瞬7向聴の間違いじゃないかと思ってしまった。
 面子手は7向聴だけど、対子が1つもなくても七対子なら6向聴だね。


 姫子のキーは演出が控えめに。
 枕神怜ちゃんに至っては存在を抹消されていた(笑)。
 怜が竜華の太ももに貯めた謎パワーで未来を視せられるという設定自体は残っていたが。


 ダブリー和了時に淡が見せる、270°逆回転がとても上手くて感心。
 これ、役者が実際に逆回転させてるの? それともCG?
 僕も今度練習してみよう(笑)。


 衣が咲にしずの事を話すシーンはカットか。
 特別編で龍門渕との練習試合が描写されたから、衣も登場するものだと思ってた。


「私は――私はここで負けた側の人間だから
 みんなが勝ったら素直に喜べないんじゃないか
 ずっとそんなことを思ってたんだ」
「でも今 嬉しいしかない 自分のこと以上!!」
 赤土監督のこのセリフは泣ける。


「決勝では100回倒す――!! 高鴨穏乃!!」
 100速、100巡、100年生がカットされていたため、「100回倒す」は唐突な印象を受けた。
 あと、白糸台の控え室がお菓子でいっぱいなのは笑った。


 再び邂逅する赤土監督と小鍛治プロ。
 原作通り、赤土監督がプロを目指すと宣言すると、小鍛治プロからこんな言葉が。

「不思議ですね。どうして勝ちと負けがあるんでしょう」
「それは――わからない。でも、勝っても負けても麻雀を続けたから私はこの子達に出会う事が出来た」

 映画オリジナルのこの会話。
 実写『阿知賀編』は、麻雀を続ける事で繋がる縁が一つのテーマだよね。


 以上、記憶頼りで書いているので、誤った内容があってもご容赦を。




 映画館でもらった銀色の袋。



 何かと思えば、中にブロマイドが入っていた。
 僕のはアコシズだったけど、No.03という事は他にも種類があるんだね。




「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」吉野桜verグッズ



 映画鑑賞ついでに、アニメイトで『阿知賀編』のキーホルダーと缶バッジを購入。
 クロチャー、宥姉、アコチャー、しず、4人ともとても可愛い。

 ただ、残念ながら11月26日に販売開始された灼のものは売っていなかった。
 仕方がないから、今度奈良に行って来るか。




((参考))
 http://www.saki-project.jp/






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6 コメント

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Unknown (Unknown)
2018-01-31 22:57:36
270度再現されてたのか!すげえ!
はやく見に行かないと
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Unknown (Unknown)
2018-01-30 05:58:23
なんだファンとしてはちょっとショック・・・・・・って笑かすなw
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Unknown (Unknown)
2018-01-29 02:18:33
全体としては良くても、些細なところで引っかかるのがオタクというか……。
特に尺都合でのカット関係は良かっただけにこのキャストであの場面を再現して欲しかったとか
そういった不満もあるでしょうからねぇ。
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Unknown (Unknown)
2018-01-29 01:48:48
なんか些細な不満みたいな感想が多くて、何も違和感なく大絶賛したファンとしてはちょっとショック……
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Unknown (Unknown)
2018-01-28 21:17:27
パンフ無いのはチョイ残念かも…前作は有りましたよね?
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Unknown (Unknown)
2018-01-28 16:59:29
> 新井ソフィアの再現度は異常
めちゃくちゃ同意してしまったw

役者さんたちのフレッシュ感もあってか、青春している感が伝わる良い映画でした。
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