近代麻雀 感想

近代麻雀 2015年03月15日号


鉄鳴きの麒麟児

　３回戦は４人が４人とも安目をツモ和了って、僅差のままオーラスに突入。

　どうやら桐谷は、2500点差の店長を捲れば総合優勝の様だが、



　また自分でハードル上げちゃったよ、この主人公……。

　個人的には、所謂「魅せる麻雀」というヤツは理解出来ない。
　例えば、真剣に打った結果がレアな手順になるなら、これは面白いと思う。
　でも、ギャラリーを意識した変則手順や、初心者みたいな大物狙いはどの辺が面白いのだろう？




　さて、どういう意味で「魅せる」と言ったのかは知らないが、桐谷の手牌はコレ。
　2600条件だから僕なら迷わず切りだけど、果たして桐谷の選択は？
　そして、その打牌は本当に同卓者全員を唸らせる事が出来るのか？


　ところで、



　何だか最終回直前みたいなノリだけど、まだ終わらない…よね…？




赤鬼哭いた



　をチーして、打。

　をポンしなかったのだから、という形は考え難く、よっては通る。
　という形を残しておいたり、からを切る事も考え難いので、も通る。
　からの切りは充分有り得るので、は危険。

　成程ねぃ。
　説明されれば納得だけど、実戦の中でここまで読むのは僕には無理。
　自力でこういう読みが出来る辺り、この主人公も強くなったなぁ。




雀荘のサエコさん

　今回サエコさんに勝負を挑んで来たのは、「Ｓ」と呼ばれる雀士。



　浮いてすらいないのに溢れ出るオーラには笑ったが、負けそうになったら逃げる気だったのね。
　そりゃ、大差で負けていたって、余裕な訳だ。




　なお、名付け親曰く「Ｓ」は「エスケープ」の「Ｓ」らしい。
　それを言うなら、フラフープだろ。




　サシウマ相手に逃げられ、警察に通報する店長には笑った。




　ドラは有能。


　今回の『サエコさん』も安定した面白さだった。




むこうぶち



　あれ？
　安永って、結婚してたんだ。
　それどころか、田河の「家族旅行」という言い方からすると、子供までいるとか？




　安永から祐太の事情を聞かされ、涙する秀には和んだ。
　こんな秀は、初期の頃には想像も出来なかったなぁ……。

　何だか、もう麻雀の勝敗なんて、どうでも良くなって来たぞ。




無法地帯の賭博師モリソン



　バクチ打ちのサラブレッド（笑）。
　麻雀牌を玩具にし、競馬中継を子守唄代わりにしていたから、勝負勘が図抜けている……って、ねーよ！
　この雑な設定、今号の『近麻』の中で、或る意味一番笑ってしまった。




アカギの遺志を継ぐ男 HEROひろ

　鷹の目ホークアイの秘密、まだ引っ張るのかよ。




ＢＷ

　次回で最終回なのか。