フィリピンセブ島では2か所の老人ホームを見学しました。
1箇所目はマザーテレサが開設した老人ホームですが写真
撮影不可の為、ブログには載せられませんでした。
2か所目はブラジルから来たキリスト教寺院が運営する
現地では料金高めの老人ホームです。
もちろん、外周は高い塀で囲まれており、大きな鉄の扉を開けて中に入ります。
さすが、日本版有料老人ホームだけあって、建物もきれいです。
現地は気候が暖かいので、両ホームとも午前中は外で過ごす事が多いようです。
入居している高齢者の中には日本語の歌を歌える方や、日本に関わりの深い方も
数人おり、驚きました。
食堂です。フィリピンでは教会等が介護施設の役割を担っている事が多いようです。
シスターは日本でいう相談員さんみたいな感じですかね。
個室です。広さは日本のユニット型個室より少し広いくらいでした。
日本版の多床室です。プライバシーカーテンが無いのが印象的でした。
日本でいうナースコールです。呼び鈴ですね。
やはり、家族の面会や家族の写真は高齢者にとってかけがえのないものであるのは
世界共通ですね。
カトリックが信仰宗教の85%を占めるそうです。
前回のブログにて紹介した生徒さん達はこれらの
施設で介護実習を行うそうです。
ちょっと車を走らせれば、写真のような風景が広がります。
夕食会の際には、セブ市の市長さんが表敬訪問に来てくれました。
私の隣の方が市長さんです。日本からのODAの事もあるのでしょうか??非常に親日
派の方でした。
セブドクターズ大学です。学生さんは5500人くらい在籍しているそうです。
フィリピンでも5本の指に入る優秀な大学だそうです。
また、セブドクターズ大学に入学するには理系の4年制大学を卒業してからで
ないと入学できません。入学後、さらに4年間勉強し、卒業してから初めて看護や
理学療法士といった資格が取得できるのだそうです。
医学部、看護学部、理学療法学部、作業療法学部、言語聴覚学部等
多くの学部があり、世界29か国から留学生が来ているそうです。
左側がセブドクターズ大学副理事長さんです。とても熱心な方で、2時間半にわたり
意見交換を行いました。看護学部を卒業した学生はセブドクターズ大学の生徒は大学が
運営する5か所の病院のいずれかに入職し、2~3年間現場を経験させ、その後、アメリカ
イギリス、オーストラリア、ドバイ等の中近東へ働きに行くのだそうです。
最近は理学療法士や作業療法士へのオファーも増えているとのことでした。
ちなみに、看護学部には日系の生徒さんが16人いるそうです。
夜の市内は大渋滞です。
電気代が非常に高い(電気代だけは日本なみ)ので、夜間あまり電灯はついてません。
薄暗いです。なかなか、この中を日本人が1人では歩けない感じがしました。
帰国してみて、本当に日本は安全な国だと実感しました。
また、日本から飛行機で4時間程度、時差は1時間程度ですが、フィリピンは
まだまだ、発展途上国であることが良くわかりました。
以前にも、書いたかもしれませんが日本語という言葉の壁はありますが、フィリピンの
潜在的労働力は労働人口減少の日本にとって本当に魅力的でる事は間違い
ないと思います。
フィリピンにて面接した方達を採用した場合、皆さん暖かく受け入れて下さいね!!