英金融大手HSBCホールディングスは22日、香港の厳格な新型コロナウイルス規制が域内経済に打撃となっており、香港での採用活動や人員維持に影響する可能性があるとの見方を示した。
HSBCは、移動や公共の場での集まりなどを制限する香港政府のコロナ規制について「域内経済に影響を及ぼしており、社員を勧誘・維持する能力に影響する可能性がある」と述べた。
香港は中国本土と同様に「ゼロコロナ」政策を採っており、国際的な銀行や資産運用会社、法律事務所などでは、3月末までに年次賞与が支給された後に多くの社員が香港を離れる可能性がある。
英銀大手スタンダード・チャータード(スタンチャート)のビル・ウィンターズ最高経営責任者(CEO)も先週、厳格な新型コロナ規制が続けば、香港は中・長期的にアジアの他の金融ハブに見劣りすることになると述べている。
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