T.ライブラリアンからの便り。

＜2006／6月＞図書館業務では、6月は前年度の監査があり、今、その資料作りに追われています。

今年は主催事業も少し色合いを変えて、人口問題・食料問題・エネルギー関連の講座

を開くつもりで講師の選定を始めました。また、昨年から始めた自然観察講座は好評だった

「富士山のきのこ探察会」や「秋の星座観察会」の他、「里山で遊ぶ」と題する環境教育を

取り上げる予定です。文学講座は昨年は「芭蕉」と「一茶」と「井上靖」を取り上げましたので、

今年は趣向を変えて「写楽」や「広重」などを取り上げ、「江戸情緒を楽しむ」などの講座を

考えています。資料購入費が２５００万円と昨年に比べ１０００万も減少し、最盛期予算

に比べると４３％の減額になっています。職員も昨年度1名、今年度1名と減員されています

のでダブルパンチといった所です。しかし、あれこれと知恵を絞り、各種主催事業を行い、

本棚のデイスプレイを変えたり、本の展示紹介コーナーを設けたり、テーマコーナーを利用者

の年代別に設けたり、アレヤコレヤをやったおかげか、１７年度の貸出は91万冊を越えてきま

した。今まで予算が一番多かった年度が貸出も一番多く、１６年度などは予算減が貸出減

に繋がるなどと予算当局と折衝してきましたが、「やればできるじゃん」と言われそうで、来年の

予算折衝をどのように運ぶか少しお悩み気味、そしてお疲れ気味の毎日です。

＜7月＞図書館の仕事では、７月半ばに図書館協議会があります。
昨年度の業務報告と今年度の業務計画の報告などを行う
予定です。
今年も夏から秋にかけていろいろな主催事業をやりますが、
今年の目玉は、９月２４日に行う講演会です。
ミステリー作家の浅黄斑さんにお願いして「ミステリー作家
の日常」と題するお話をしてもらう予定です。
そのため、今は浅黄さんの本を毎日読んでいます。
沖縄や九州を舞台にしたミステリーを読みながら、空想の旅を
続けています。
浅黄さん以外の本では、恩田陸の「チョコレートコスモス」
がおすすめ。「真夜中のピクニック」も良かったよ。
青春ものですので、心が洗われるよ！是非読んでください。