歌の曲に関しては自由に歌ってもよく、クリスマスの曲はいくつかの鈴とタンバリンを鳴らしていただく合奏スタイルにしてみました。
クラシック曲では、最初のベートーヴェンの演奏後のお客様の反応は良かったのですが、ドビュッシー2曲に関しては反応がうすく...。ミスタッチはそこまでなく(ミスタッチするとその部分ごとに鮮烈に記憶に残るので、今回はあまり記憶に残らなかった)そこそこ弾けてたはずなのになぜだろうと考えました。ドビュッシーはベートーヴェンと違い、曲的に分かりにくかったかもしれません。玄人向きな曲なので、今後はロマン派古典派にとどめておいた方が、一般のお客様には喜ばれるかもしれません。ドビュッシー、バッハの曲は大好きなのですが、自分の観点だけではなく、聴く側と両方照らし合わせて選曲すべきだと反省しました。
最後にアンコールがかかり、ある方のリクエストで「アメージンググレイス」を演奏し、終了しました。その時に、「ソナタ悲愴!」と私の十八番であるクラシック曲のリクエストが何度も声がかかった事がとても嬉しかったです。そして、依頼をしてくださった支配人の方から「またよろしくお願いします。」声をかけてくださった事がまた嬉しかったです。
そしてなによりも、お客様達の笑顔を間近で見られた事が嬉しかったです。曲の合間に、子ども時代に童歌で遊んだ事、印象的だった雪景色(ホワイトクリスマスと桜の時期に降った雪)、編み物の話をしました。昔の思い出や情景をみんなで思いめぐらせながら、通りゃんせ、雪の歌、母さんの歌などを弾いて歌って楽しみました。
今回は正装(裾まであるドレス)を着て弾いたので、それに伴い白髪も染めました。カラーというものはした事がなく、大学生の時にヘアマニキュアをした以来、2度目の髪染めでした。
個人的には、自分の白髪はそれだけ人生を積み重ねてきた証のような感じがして好きだったのですが、今の髪の色も気に入っています。家族からは「ひとみばあさん」とからかわれる事もなくなりそうです。