久しぶりに小説を落ち着いて読んだ。新書版2冊で字の小ささにちょっとたじろいだが読み始めたらなんとなくすいすいと進んだ。
時は奈良時代から平安時代にかけて絶世の美人 橘嘉智子 後の嵯峨天皇の皇后を主人公にした一大小説である。桓武天皇から5代にわたる話で
天皇がいてお妃がいて愛人がたくさんいて登場人物だけで優に100人を超えるから憶えるの大変だった。
エピローグのように彼女の祖父 政争に敗れ身分を奴隷にまで落とされ足腰立たない老人の話、顔相観の老婆の予言魑魅魍魎の跋扈。それぞれが伏線になって
だんだんと明かされてくる。
それに坂上田村麻呂も謀略に加わった一人として登場するし、今話題の高野山の開祖空海もさりげなく はじめは破壊坊主のように登場する。最後は
いとこ同士で愛し合った男まで政争の相手として死に至らしめる。
時代小説でもあり推理小説でもあり恋愛小説でもありパソコンを忘れて久しぶり忘我の境地に入ることができた。やっぱり本はいいものだと
改めて思った今日この頃である。
時は奈良時代から平安時代にかけて絶世の美人 橘嘉智子 後の嵯峨天皇の皇后を主人公にした一大小説である。桓武天皇から5代にわたる話で
天皇がいてお妃がいて愛人がたくさんいて登場人物だけで優に100人を超えるから憶えるの大変だった。
エピローグのように彼女の祖父 政争に敗れ身分を奴隷にまで落とされ足腰立たない老人の話、顔相観の老婆の予言魑魅魍魎の跋扈。それぞれが伏線になって
だんだんと明かされてくる。
それに坂上田村麻呂も謀略に加わった一人として登場するし、今話題の高野山の開祖空海もさりげなく はじめは破壊坊主のように登場する。最後は
いとこ同士で愛し合った男まで政争の相手として死に至らしめる。
時代小説でもあり推理小説でもあり恋愛小説でもありパソコンを忘れて久しぶり忘我の境地に入ることができた。やっぱり本はいいものだと
改めて思った今日この頃である。