手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

おそまつな話(電池切れ)

2011年01月20日 00時15分27秒 | PC_Audio
 先日から、何か音がおかしいと思いながら、ウーファを
取り替えたり、はては、375は、弦の再生能力(分解能)は
落ちるのかと、真剣に考えたりした。流行のB&Wみたいな中音ユニットに
替えてみるかなどと。そこまでいかなくても、TADのドライバみたいに
高域まで伸びた新しい世代のものへの取替えまで考えてしまった。
 お金をかけずに、LE85を375と取り替えてみるという手もある。
ただし、アダプタを作らないと木製ホーンに取り付けられないのだが。
 というようなことを考えていて、ふと 手元にあるTV用に買っておいた
VictorのSX-F1というSPを試しに鳴らしてみようと思いたった。
 小さい割に、結構、重い。
SATRI-ICのパワーアンプを繋いで、ONにして鳴らしてみた。
Bill Evansのpianoをかけてみる。
 う!! ん!? という感じで、見かけからすれば、そんなに
悪くはないのだが、なんとなくPianoの音が歪っぽい、抜けが悪い。
 こんな物かと思いながらBGM代わりに暫く聴いていたら
段々と音が小さくなっていく。
 ここで、はたと、気づいた 使っているライン・アンプは
バッテリー式だ。手抜きなので、バッテリ・チェッカーは入ってない。
LEDは、きれいに輝いているが、これは、電圧降下だと気づく。
案の定、電圧を測ると、+側は、何と4V弱、-側は、意外に下がって
なくて、3V強の電圧だ。+側が、早く減るのだ。
 という、おそまつなことになっていた。
応急措置として、EQアンプのバッテリを拝借することにした。
こちらは、たまにしか使っていないので、あまり減っていない。
おまけに、片chあたり12本使っているので、すぐに転用できた。
 それにしても、作って以来、一度も充電していないので、
どれ位持ったのか。2ケ月は使っただろうか。
ということで、バッテリを交換すると、SX-F1も、みごとに鳴り
始めた。箱の大きさからして、低音の量感は望むべきもないが、
なかなかの鳴りっぷりだ。
 375みたいな、切れはないが、Vocalなどは、ピーク感もなくて
素直な音だ。
 Classic用に、この手のSPシステムがあってもいいかなと
思ったりした。



ALTEC 416-8Bと金田式アンプ

2011年01月16日 23時52分31秒 | PC_Audio
 金田式のアンプを作ったことのある人なら、Atecの416系のウーファと 
オンケンの 500MT 5000Tは一度は使って鳴らしてみたいユニットだ。
私も、そうだった。30年近く前に、青山にあった小泉氏の作業場に
伺って聴かせてもらったその音は、それまで聴いたことのない音だった。
そのとき、小泉氏から「どういうSPを使っていますか」と聞かれて
、普段、主にJAZZを聴くので、GAUSSの5831とJBLのLE85、077の組み合わせで
真空管アンプを使っていると言った。そうしたら氏は、「それで、いいので
はないですか」と言われた。
でも、アンプは、少なくとも低音域は、DCアンプがいいと思うとも言われた。
ということで、感化され易い私は、すぐに、金田式A級DC50Wのアンプを
作ることになった。が、思ったほど、いい結果は出なかった。
 それと併せて、小泉氏のところで聴いた ブラームスの交響曲の音が
忘れられず、416-8A、それに500MTと500WOODを何とか手に入れた。
416-8Aについては、長崎県の大村市にあったJAZZ喫茶(名前は忘れました、
どこかで一度書いたような気がするが、、、)が店を閉めるということで
、そこで使われていたA7のウーファが416-8Aらしいということを知り、
即、買った。
箱とドライバとホーンは、必要なかったので MJの売りますコーナーに
出したら、すぐに売れた。箱は、828Bだったか、米松合板製で、軽くて
人気があるモデルだった。
 ということで、念願の416-8A(結構、古いバージョンだった)を手に
いれたものの、自分のイメージした音は、出てくれなかった。

 500MTと500WOODの組み合わせも、Classic好きの友人たちには、
人気があったのだが、、、、。

500WOODに、手製のアダプタを作って、JBLの375を強引に取り付けた
時期もあった。その頃の私は、500MTの繊細な高分解能の音よりも
ガツンと来るJBLのドライバの音に惹かれていたのだろう。

その後、その416-8Aも手放した。これは、フレームにリブがあるタイプで
箱に取り付けるのが面倒だったこともある。
 今になってみると、いいスピーカだった。

で、10年ほど前に、またも懲りずに416系の音を聴きたくなり、
オークションで 416-8Bを手に入れた。これは、初期モデルのようで
私のイメージしていたものと違っていた。
 が、やっぱり重低音が出ない感じが抜け切れず、倉庫行きと
なっていた。
 それで、予備として GAUSSもあるので、処分しようかと考えたが
もう一度、鳴らしてみようと思い、昨夜、箱に取り付けたという
訳だ。で、今日は、これをフルに鳴らしてみた。
 やっぱり、低い音域で、音が下がりきれない。中域は、とても
繋がりが良くて、音の切れ(立ち上がり)も良い。
特に、JAZZのドラムやBASSの音が良い感じだ。
 と、そこで、アンプを金田式から SATRI-ICを使ったアンプに
換えてみた。すると、俄然、音が前に出てくるし、低音も
グッと下がる。どうも、我が家のSPシステムは、SATRI-ICのPowerアンプが
合うように思える。コントロールアンプは、金田式バッテリー電源の
アンプだ。

ということで、SATRI-ICのPowerアンプに軍配を上げたものの、
このアンプには、欠点がある。電源投入時にSP端子に発生する
電圧が、少々高いのだ。片chは 1V近くも出る。
ということで、常用アンプにするには、少し改善が必要なようだ。







ギターアンプがおかしい

2011年01月16日 00時15分21秒 | PC_Audio
 掌の手術をして以来、あまり下手なギターも弾いてなかったが、
ふと、思い立って、ギターアンプに灯を入れてみた。
かれこれ35年ほど前に、手にいれた JuggBoxという真空管式の
アンプだ。国産、MESA Boogie と言われたものだ。
 このアンプには、いろいろと思い出がある。

当時、サンタナが使ったことで有名になり、渡辺香津美や、
私が好きだったラリー・カールトンも使っていたような??
 しかし、当時は、GibsonのLes Paulが2本くらい買えるような
値段だった。Fenderのアンプといえば、Twin Reverbがあったが
これも高嶺の花だった。Musicmanが、似たようなアンプを出していた。
私と言えば、当時、下手なBEATLESのCopyBandに所属していた。
アンプは、ACE TONEというメーカーの6BQ5のPPアンプを
改造して使っていた。スピーカーだけは、奢ってJBLのK120という
楽器専用のSPを使っていた。が、いかんせん、パワーが足りない。
 ギターは、無理して、ES-335を買っていたのだけども。
行きつけの楽器屋に行ってみると、MESA Boogieを意識して作られた
Jugg Boxというアンプがあるとのこと。スピーカには、MESA Boogieの
初期Modelと同じ、ALTECの417-8Hが使ってあるらしい。
 私は、少しだけ迷ったが、それを買うことにして注文した。
が、残念というか、そのアンプは、既に製造を止めていた。
だけども、諦めきれずに、確か雑誌 Playerの交換欄を
眺め続けた。そして、見つけた。JuggBox ONEを売るという人を。
早速、電話すると、その人は、静岡の人で、セミプロのギタリスト
だった。「音はどうですか」と聞くと「Recordingしたときの音が
とてもいい」とのことだった。ということで、即、買うことを決めた。
それ以来、何台かアンプを買ったが、今も手元に残っているアンプだ。

 このアンプを鳴らしてみたら、音が極端に小さい。
以前から、電源を入れたばかりのときは、調子が悪かったので、
とうとう、寿命が来たのかも知れない。
 そろそろちゃんと、レストアしないといけない時期だ。
まづは、回路図を探さなくては。








久しぶりに 音出し

2011年01月15日 23時49分39秒 | PC_Audio
 新年になって初めての書き込みになってしまった。
さて、今年はというと、元旦から娘夫婦が帰って来た。
娘は、先週まで居た。それと直接関係はないのだけど、
やっぱり部屋に篭ってアンプいじりはしなかった。
 カミさんも、友人たちと1泊旅行へ行ったので、久しぶりに
夜中まで、音楽が聴ける。
 今日は、夕方から月間「STEREO」に付録として付いていた
システムチェック用のCDを使ってみた。調整用の音は、
結構、ドライな感じがした。結果は、やはり最近気になっていた
ように、音場のバランスが右に寄っているように感じた。
 若干、中域と、中高域のレベルが高いようだったので、
下げてみた。
すると、音は、まとまるのだけど、何となく音が横一列に
なった感じだ。平板的というか。で、ふと、ウーファを替えて
みようと思い立った。
TADから Altecの416-8Bへと。
 まづ、比較的新しいCDということで、New Yorkトリオの
音を聴いてみる。やはりTADに比べると、低い音域までは
カバーできないようだ。
 が、中域に張りがあるというか、クッキリした音だ。
JBLの375との繋がりもスムーズに感じる。
416-8系はコーンが軽い。コーン紙を指先で触ると
それだけで、ガサゴソと音が出るほどだ。
最近の重いコーンとは、全くの別物だ。

 Bill Evans の”Waltz for Debby"をレコードでかけてみる。
悪くない。音が広がるというのか、いい感じだ。
スネアのブラッシングがいいのは、やはり中域の反応が
いいからなのか、能率が高いからか。
 ということで、暫く、使ってみよう。



何か 音が おかしい

2010年12月29日 23時44分33秒 | PC_Audio
 仕事も、落ち着いたので、数日前から レコードを聴いたりしている。
Rickie Lee Jones の 12インチ版(原題"Girl at her Volcano" ,
邦題 "マイ・ファニー・ヴァレンタイン" )を久しぶりに引っ張り出して
聴いてみた。
すごい、ノイズだ。盤面が相当痛んでいる。
が、いつ聴いても「渚のボードウォーク」の音圧はすごい。パワー・
アンプに付けているドレイン電流の監視用メータ(フルスケール2A)
が、ガンガン振れる。
アイドリングは200mAくらいにしているが、バスタムへの一撃では
1.5Aくらいまで振れる。眼で見えるのがそれなので、実効値は
2Aくらいに達しいるのだろう。保護回路は無く、+-のそれぞれに
1.5AのFuseを入れているが、飛ぶのではないかと冷や冷やさせられる。
季節柄、山下達郎の”Melodies”も引っ張り出してみた。
B面の”メリー・ゴーランド" は 結構、Bassの音が凄いと
思って来たので、聴いてみた。が、意外にそうでもなかった。
 最近は、CDの低音もすごいので、印象が変わったのかも知れない。

で、今日は、年末年始の休みの 初日ということで、まさに足の
踏み場もないような、我が書斎兼、リスニングルーム兼、物置、
兼 工作室の整理に取り組んでみた。
まず、読みそうもない本を倉庫へ移動。小説の単行本は居間の
本棚へ移動。
Windows95や、MacOSの漢字Talk時代、のアプリのマニュアルなどは
処分すべくまとめた。まあ、それにしても 本は増え続けるものではある。
 今年の流行語の候補にもなった? らしい 「断捨離」の思想に
従って思い切り整理しようと思うが、そう簡単には処分できない。
特にオーディオ関係の雑誌、単行本、パーツは増える一方だ。
特に、最近は、当面使うことはないのに、球をまとめて買ったり
するし。とにかく、来年は、大胆に整理しなくては。

と、思いながら、CDを掛けたら 何か、音がおかしい。
そう言えば、数日前、気分転換にと、EL12のppのアンプで
音を出したら、やたらと高域の音が強調されて、バランスの崩れた
音だったので、ガッカリした。
 今日は、金田式で統一されたアンプ群で、聴いたが、何かバランスが
おかしくて、中音、中高音、高音の、それぞれのユニットの
Level調整をしてしまった。
 音の定位も、狂って聴こえた。横へ音が広がらずに、中央に
団子状態になるのだった。で、どうもバッテリー式の
ライン・アンプがバランスが狂ったのかと思い、Satri-ICのライン・
アンプに替えた。が、やっぱり高域寄りの音だ。
で、中音、中高音、高音のレベルを、もっと絞り込んで、暫く
聴いていた。すると15-20分ほど経つと、音がまとまり始めた。
これは、どうやら室温が低いせいかも知れない。

パワー・アンプのアイドリング電流を、もう少し上げるといいの
かも知れない。