手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

久しぶりに レコードを聴く

2010年12月03日 23時37分24秒 | PC_Audio
 この2週間ほど、母親の状態がおもわしくなくて、実家へ帰ったりして
アンプいじりどころではなかった。
 久しぶりに、バッテリー駆動のNo.128(kontonさんversion)と
No.210のフラットアンプ部の組み合わせで聴いてみる。
 中本まり+渡辺加津美+鈴木勲 Trioを聴いてみた。
出始めの音は、Bassが腰高に聴こえていたが、暫くすると床を伝わる
ような低音が出てきた。
 いづれにしても、真空管のDCプリよりも、実用の面から言うと
残留ノイズが少ないことを考えると、使い易いように思える。
きちんと、作ったWE球の真空管のDCプリを越えるかは、わからないけど。

どのみち、真空管を使ったEQアンプは、残留ノイズからは逃げられないの
だから、その音色と音場感にかけるしかないように思える。
 その折衷案としての、ハイブリッドEQアンプがあるのだろうか。
それもと、WE球の真空管のDCプリをハイブリッドEQアンプは越えるの
だろうか。興味深い。
というか、いまや、それしか、試す道は残っていないように思える。


No.210とNo.128の聴き比べ その4

2010年11月22日 23時02分41秒 | PC_Audio
 昨日からNo.210とNo.128のEQ部の聴き比べを、ちゃんとやってみる
ことにして、準備をした。
No.210のフラットアンプ部は、独立して作ってある。これが、CDを鳴らしても
なかなかの音を出す。これまでメインの座に居た SATRI-ICのラインアンプを
越えたように思える。
 No.210と直結しているフラットアンプ部は、なぜか発振に悩まされた結果、
オリジナルの回路ではない。ということで、オリジナルに近い基板を組み入れることにして、入力側をNo.210のEQ部とNo.128のEQ部を切り替える方法を
とることにした。
で、せっかくなので、no.128をバッテリー駆動することにした。
電池を片側12個使い、+-約15Vを供給できるようにした。
 昨夜の深夜に、その準備は整った。が、深夜では音量が上げられないので、
今日へとTESTは持ち越した。
 午前中は、近状迷惑になるといけないので、午後までは時間を潰す。
さて、その結果だけども、我が家のシステムと、聴く音楽のせいもあるだろうけど、私的には、圧倒的にNo.128改に軍配が上がる。
No.210のEQは、音に切れというか、speed感があるのだけど、どうも低域が薄い感じがしてならない。キレイな音だとは思うが、、、、。
 No.128の方は、これまでの金田式の音を踏襲して、かつこれまでなく低域が力強い。
 それで、今日は、結論を出した。No.210は、採用しないと。
ということで、No.128とNo.210のラインアンプを単独での動作とすることに
した。ラインアンプの方には、ライン入力を設け、セレクタを付けた。
そして、NFBの抵抗は、約22kΩで固定し、入力側にVRを入れる方法にした。
EQ入力とのバランスを取るために、CD入力は15kΩを直列に入れ、10kΩとで、分圧した。
それでも、夜中に聴くには、まだゲインが高くて少々使い辛い。
 結局、EQアンプとCD用のラインアンプは、それぞれ独立させたほうが、
使い易そうだ。



No.210 と No.128 の聴き比べ その3

2010年11月17日 23時54分19秒 | PC_Audio
No.210とNo.128について、konotonさんの掲示板でとても興味深い
意見、報告がされている。私が以前、お世話になった方も
登場しての意見のやり取りには、興奮させられる。
 それと、私のように、金田式アンプを常に、傍らに置きながらも
別の音にも手を出している者からは、ちょっと気が引けるというか
話に加わっていいものか、躊躇する。
 30年くらい、金田式アンプとは、付き合ってきているけども、
いつも低音に物足りなさを感じてきた。
 電気楽器を使い、マルチマイクで音を録り、イコライザで
弄り回した人工音は、現実のドラムやベースの音とは違う。
かなり強調された音に仕上がっている。
 その音を心地良いと思う者にとっては、金田式アンプは物足り
なかった。
今回のNo.210は、金田式アンプらしい、音場感(音の前後左右への
広がり)を見せてくれる。音の立ち上がりにも、かってないものを
感じた。
が、私にとっては、今回のNo.128 konoton Ver6+FET バッファ+
AOC の音が、合うように感じた。
 で、試しにSATRI-ICを使ったパワーアンプに繋いでも、その音は
圧倒的だった。因みに、フラットアンプは、No210に範を置いて
います。

No.210 と No.128 の聴き比べ その2

2010年11月12日 00時09分41秒 | PC_Audio
 今夜も、聴き比べをしてみた。
TBMレーベル 「山本 剛」トリオの「Misty]をかける。
No.210から。
 ピアノの音の幅が狭い感じだ。中高域の音は、力強いし、
音はのエッジは立っている。なかなか speed感がある音で
それ程悪いことはない。

次にNo.128+AOC + No210のフラットアンプ部と同じ回路で聴く。
ピアノの音(音像)は、こちらが自然な感じを受ける。

次は、No.128+AOC +WE407のフラットアンプ(AOC無し) で聴いてみる。

こちらは、No.128とNo.210と、音が少し違う。音が柔らかいというか
膨らんでいるというか、少しマイルドな感じになる。
とがったような部分がなくなる。ただ、少し、歪みっぽい感じがする。
特性からみると、きっと石のアンプよりも 歪み率が大きいせいかも
しれない。

 どちらにしても、No.128のEQ+AOCは、全般的にかなりいい感じの
回路だ。
あと、残されたのは、ハイブリッドEQアンプだ。
 残留ノイズと音(色)のことを考えると、これがBESTの
選択のような気がしてきた。





No.210 と No.128 の聴き比べ

2010年11月10日 00時02分52秒 | PC_Audio
 No.210(もどき?)とNo.128(これも、もどきかな)とを
やっと聴き比べることができるようになった。
 No.210は、EQ+フラットアンプ部は一体型。VRは、フラットアンプの
送り出し側に入れてある。5KΩだ。オリジナルのようにNFBの箇所に
VRを入れるタイプでは、音を絞り切れないので不便だ。
NFBの抵抗は43k。この抵抗は、大きくした方が、音の抜けや、元気が
いいように思える。ただし、ドリフトも大きくなり、0Vには出来ない。
10mvくらいは出るので、出力はコンデンサで切っている。

一方、No.128はkontonさん設計のVer.6だ。EQ部のみを作った。
フラットアンプ部はNo.210のものとほぼ同じ回路で作った。
これは、EQの出力が低いインピーダンスなので、入力にVRを入れられるので、CDもそのまま入力できる。
EQ部の出力側に FETのバッファが入っているからこそできる芸当だ。
これは、便利。

さて、音の方だが、メインのDCアンプが調整中に片方のCHの
Fuseが飛んだみたいなので、Satri-ICのパワーアンプを使う。
 そこそこ いい音なのだが、Satri-ICの音になってしまう。
これは、まづいと思い、DCアンプのfuseを取り替える。
他には影響は出てないようで、安心。
 無事、音は出るようだ。

こちらは、試作段階のときに感じた音が出る。
夜も早い時間帯なので、少し大きな音で鳴らす。
音が くっきりというか、立っているというか、なかなか良い。
が、もう少しの音だ。

ということで、本命のNo.128に替えてみる。
 出た!! 試作段階のときに感じた すごい音が出た。
今までは、Satri-ICのパワーアンプに低域の量感で負けていたが
初めて 越えたみたいだ。初めて、金田式パワーアンプで
本領が発揮された感じだ。A級50WのDCアンプを作ったときから
かれこれ20数年が経つが、こんな低音が出たのは初めてだ。
金田式パワーアンプは、分解能と音場感では、他のアンプより
良いのだけど、いつも低音の量感が足りないと感じていた。
 が、やっとこれで、解決だ。
久しぶりに感激する音を聴いた。