手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

No.128もどき EQ その6

2010年11月09日 00時48分34秒 | PC_Audio
No.210のEQ部の終段の2SC2240に、6.2mAの電流が流れるように
初段の定電流回路の抵抗値を180Ωから160Ωに変更した。
これで、電流はOK。
No.128もどき用のフラット・アンプ段(No.210のflatアンプと
ほぼ同じ回路構成。
 音の方は、なかなか”いい感じ”だ。

No.128もどきのEQ部+No.210のflatアンプ部の音をまだ
まともに聴いてないので、どんな音がするのか楽しみです。

No.128もどき EQ その5

2010年11月07日 00時37分02秒 | PC_Audio
 今日は、なんとか問題解決なるかと思ったが、そう簡単には
いかなかった。
まづ、No.210もどきのフラット・アンプ部にCD出力をつないで
音出しをしてみた。
 今回は、NFB抵抗は固定10kΩとして、入力側にVRを入れた。
これで、CDを聴いてみると、なんだか 今までこの手のアンプでは
出たことがないような、迫力満点の音が出た。ゲインも十分にある。
 (が、後でわかったが、どうもどこかおかしいのでした。
  発振直前のときに すごい音が出るみたいな)

ということで、 No.128もどきのEQ部を繋いでみた。
うーーん、これまた、すごい迫力の音が迫ってきた。
わが家のSPでこんな音が出たのは、初めてだ。金田式のアンプで
ここまで低音が出たのは。

で、比較のために、No.210のEQ部もシャーシに組み込む。
EQ出力(AOCをつないでいる状態)をフラット・アンプ部に
つなぐ。フラット・アンプ部の入力は、50KΩのVRだ。
出てきた音は、LowCutフィルタを通ってきたような音だ。
鈴木勲の弾く ピッコロベースの中域の音がガンガン押し出して
くる。ほとばしるような音が出ているが、いかんせん低域が
伸びてない。これは、EQの負荷が50KのVRというのがよくないのかも
知れない。と思い、フラット・アンプのゲイン調整を
NFB抵抗でやるオリジナルの回路にしてみた。
AOCの出力を、そのままフラット・アンプに繋ぐ。
 VRを絞った状態でレコードに針を下ろす。と、すごい音量だ。
全然、VRが効いてない。
おかしい、、、、、。
NFBがかかってないみたいだ。どこか配線のミスかもしれない。


No.128もどき EQ その4

2010年11月06日 00時37分29秒 | PC_Audio
 今夜も食事後、半田ごてを握って、昨夜の続きだ。
使い回しで、アルミシャーシの底は、穴だらけだ。
ここ数年、まともなケースに収めたことがない。
 いつも暫定的というか、試しに作ってみるというのが多くて。
SATRI-ICのアンプみたいに、殆どいじるところがないアンプだと
一応の体裁を整えるのだけども、金田氏のあとを追っていると
追試の状況から抜け出せない。
お陰で、まともなケースにも入ってないEQアンプが3台になって
しまった。金田式の場合、そんなに音の傾向が変わる訳ではないので、
どこかで、折り合いを付けておく必要がある。
プリアンプでいえば、No.168は、長いこと使っていた。
 が、いつも何か物足りなさを感じていた。その解決になってくれそう
だったのが、真空管式DCプリだった。これは、なかなか魅力的な音を
奏でてくれるアンプだった。ただし、残留ノイズが多いのが欠点だ。
 何とか、金田氏の道を外れてもいいから、ノイズを減らしたい。
その解というか、折り合いを付けられるのは、ハイブリッドEQだろうか。
一応、パーツは揃っているはずなので、取り掛かりたい。
kontonさんによると、なかなかいいみたいだ。

 さて、No.128もどき+AOCの方だが、弁当箱シャーシに組み込み
電源を入れると、やっぱりハムが残っている。
電池だと問題なかったのに、AC電源だと やっぱりこれが問題になるな
と思いながら、アース周りの配線をチェックする。
いつもと違うのはAOC回路が入ったことだ。確かにAOCの2.2μFの
コンデンサに手を近づけるとハムを拾う。なるほど、ゲインの高い
位置なので、この辺りの処理かと思ったが、そうでもないみたいだ。
で、電磁誘導のせいかと思い、アンプを持ち上げ角度を変えたら
ハム音が止まった。 なんのことはない、プレーヤからのケーブルが
どうやら原因のようだ。内部断線になりかけているようだ。
ということで、ハム問題は解決。
 が、やっぱりラインアンプ部のゲインが足りない感じがしてならない。
フルボリュームで、大丈夫というのが、おかしい。

 といいながらも、音の方は、前後感、奥行き感、左右の音源の
配置は、特筆ものかもしれない。 
Bill Evansの ”Waltz for Debby" を聴くと
いつもと違う、楽器の配置に見える。
 これまでだと、ドラムとBassが かぶって聴こえていたのが、
ちゃんと 分かれて聴こえる。とは 言っても 実際の楽器の
配置は ”こうだろう”という風には 聴こえない。
Bassの高い音域と、低域で、音の出て来る位置が変わってしまう。
 これは、録音の仕方によるのか、LIVEゆえ、仕方がないことなのかは
解らない。

 いづれにしても、フラットアンプ部のgainの低いのが気になる。

ということで、比較のために、No.210もどき を 新たに弁当箱
アルミシャーシに収めることにした。
そのフラットアンプ部と比較してみよう。
 今夜は、基板を取り付けたところで 中断した。
残りは明日だ。

No_128 EQ その3

2010年11月05日 01時01分23秒 | PC_Audio
 昨夜の音出しでは、あまりいい印象は受けなかった。
ラインアンプは、バッテリー式を使った。
ゲインの設定が低いのか、フルボリュームでも 丁度いいくらいの
レベルだ。
NFBの抵抗を22kΩと大きくしたのに、それ程のゲインに
なっていない。
 で、No.128もどき+AOCの音だが、静かな音場であるが、
どうも力強さが足りない感じがしてならない。
やはりマンガン乾電池は、内部抵抗が高いからか。
試しにラインアンプを SATRI-ICのアンプに替えた。
これは、意外に音に太さが出て 私にはいい感じだ。
 ということで、今夜は、電池を使わずにAC電源で行くことにした。
アルミの弁当箱シャーシにRトランスを使った電源を使うことにした。
定電圧電源は、古のA級DC 50Wアンプのときに作ったものだ。
ただし、電圧が20V出てくる。これまで15Vで調整してきたので、
少々不安だったが、オリジナルの回路が20Vなので、大丈夫のようだ。
1cH当たりの電流が15mAくらいと多目だがいいとしておこう。
 電源on、ハムを拾っている。
が、それ程ひどくないので、レコードをかける。
ラインアンプはSATRI-ICのものだ。
 なかなかいい感じだ。低域も力強い、ギターの音も柔らかい。
中本マリの声も サチらない。
 試しにラインアンプをバッテリー式に替えてみる。
これも、なかなか 捨て難い音だ。音の雑味が取れるというか
とにかく静かになる。やはり、ゲインが足りない。
 とりあえず、今夜はこれで。


No_128EQ その2

2010年11月04日 01時27分19秒 | PC_Audio
昨夜から、残りの部品の取り付けをする。プリント基板だと、7本撚り線より
楽だ。(ただし、パターンに間違いがなければ、、、)
 夜の10時頃には、カット&トライとなる抵抗とAOC部分を除き取り付けが終わった。
 まづは、konotonさんバージョンの3.6に合わせて調整開始。
konotonさんの回路とは、石が違うが、抵抗などの値は参考とする。
初段の定電流回路は なけなしの2SA1400を使った。エミッタに入れる抵抗は
2kΩ+1KのVR。 
2段目の石は、2SA726は手持ちでは、Hfeが揃わないことと、ギリギリの6個しか
ないので、2SA872Aを使った。
終段の石は、2SC984は、温存し、C2240で代行。動作が安定した時点で取り替える予定。
AOCには、2SK369が余っているので、それを使うことにした。

 まづ、初段のドレイン電流の調整。電源は単一乾電池を片chに10個使用し、
約15V。いつもながら緊張しながら電源ON。
 ガーーーン、フルスケールで50mAに合わせたテスターが振り切れた。
石が飛んだか、どこかパターンがショートしているに違いないと、チェック。
こういうときに、プリント基板は、面倒だ。何しろ、2段目のA872Aあたりは
パターンが細い上に、エッチングし過ぎて、パターンが薄くなった部分も
あるので、ヤバイかも。で、チェックの結果、2SC1400のエミッタ側のパターンに
ミスを発見。2SC1400のコレクタから電流調整用の抵抗へ行くパターンになっていた。
要するに、K97のソースに入ったVRの中点から直接、-Vccへ繋がっていた。
ドカンと電流が流れるはずだ。
 パターンは描かれていたので、正しく結線し、解決。
が、出力のドリフトがすごく動く。
0Vに調整できない。まあ、もともとAOCがないので、中点を合わせるのは不可能なのだが。それにしても、おかしい。0.5V付近に一瞬合うが、すぐに外れる。
これは、発振しているのかと思って、手で触ってみたりするが、どうもそうでは
なさそうだ。あちこち電圧を測るが、致命的なところはなさそうだ。
 ということで、ちょっと冒険ではあったが、音出しをしてみることにした。
出力をコンデンサで切って、No.210のラインアンプを通して、サブのメインアンプと
SPに繋ぐ。
 電源を入れる。VRを上げる前から、SPから何かハムみたいな音が出ている。
VRをほんの少し回すと、酷く歪んだ音が出た(この時点では、片chだけ)。
 何だ、これは??? と 暫し 考え込む。
すごくゲインが高いことと、歪みがすごいことから、何か、NFB周りを間違って
いないかと気づいた。
 パターンを追って行くと、なんと、出力側からEQ素子へ行く パターンが

無い!!!

設計(?)したパターンを見るとちゃんと、描いてあるのに、基盤上には
その経路がなかった。
 実は、他にも、2ケ所ほど、パターンが切れたり、部品の足と接触不良な
箇所を発見。修正して、再度 ON。
 時は、既に夜中の2時。
 AOCがないので、出力には、0.3Vくらいのドリフトがある。
が、VRを上げていくが、実に静かだ。さすが電池式だけある。
 「中本マリ」のVocalが、聴こえてきた。
うーーん、なんというか、静かな空間だ。
 静寂という言葉が浮かんだ。
発振が怖かったので、20cmのウファーを使ったサブSPからの音なので、
評価はできないが、とにかく スッキリした音だ。

で、今日、とりあえず、AOCまで含めて音出しにこぎつけた。