英国旅行から帰ってきてまともに 音出しをしてなかった。
考えてみると、2週間ほど家を離れて、綺麗な景色を眺めて、自転車で走り ランチのときはビールを飲んだりしていると
音楽を聴きたいという欲求も頭から消えるらしい。
唯一、LiverpoolではCAVERN Clubへ行ったとき、ひょっとしてLIVEをやっているかと思ったが残念ながら
やっていなかった。
その後、Glasgowを経由して Scotch WhiskyのBowmoreなどで有名な島 Isle of ISLAY(アイラ島)へ行った。
そこで、おもしろい体験をした。
島での滞在が3日目のことだった。 LAGAVULINという蒸留所を見学した後、その裏手の海辺へ行き
昼食をとっていたら どこからか人の話す声が聴こえてきた。周りを見渡しても誰もいない。
正面を見ると何やら 建物が見えた。一眼レフのカメラの望遠(200mm)を最大まで広げたら 二人の男性が見えた。
まさかと思ったが 彼らが話している声が ちゃんと聴こえるのだった。
200mくらいは離れている会話が聴こえた。それも明瞭に。別に大声で話している訳ではないのに、、、、、。
ビックリした。
このことを、東京で 知り合った J-WAVEで仕事している N氏に話したら、そういうことはあるらしい。
彼が言うには、「アフリカのマサイ族の取材に行ったとき、最初は彼らが見えるという、遠くのものが見えなかった
のが、数日経ると自分にも見えるようになった」そうだ。要するに、五感が研ぎ澄まされて来るのでは
ないかとのことだった。つまり、S/N比の良い場所だから 聴こえたのだろう。
このあとも、このN氏の説を裏付けるようなことを 体験した。