手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

EL156pp 再挑戦 その12

2021年09月09日 01時02分18秒 | 真空管アンプ

EL156pp 再挑戦 その12

3日前に、アンプの配線作業に始めることにした。
まずは、ACプラグを医療用の3Pのものを使うことにした。
これは、かれこれ10年ほど前に入手していたものだ。
部屋には4口の3Pプラグに対応したコンセントがある。単に家屋のコンセント(2p)に挿して使っているので、本来の意味はない。
なので、アースのピンを取り外すことにした。

ところが、これがやってみると意外に面倒だった。
ものの30分もあれば終わると思っていたが、最初の1つで1時間以上もかかった。ホームセンターで100円程度で売られているのとは大違い。取り除こうとする端子をどう外すかで相当時間がかかった。何とか抜き取り、次は元に戻す作業だが、これが一番苦労した。とにかく頑丈かつ合理的に作られた工作物と言った感じだ。それなりの価格なのが理解できた。ということで、一応2本の電源ケーブルができた。

次は、部品棚からアンプ製作に使う未使用の配線材を引っ張り出した。この10年ほど、秋葉原で、アンプ作りのために調達したものだ。
アンプを3セット作れるくらいの量が出てきた。ハイエンド・ギターの内部配線や有名どころのギターアンプの配線に使われる米国ベルデン社のケーブル。
国内では最高のスペックのケーブルを作るモガミ電線のケーブルも出てきた。
さて、これらのケーブルを使って人生最後(たぶん?)のアンプを作らなくては。


昨日より、内部の配線作業に取り掛かった。が、なんとなく調子が出ない。

配線材をラジオペンチで掴んで、半田こてで部品にくっつけるというアンプ作りの基本動作がスムーズに出来ない。プリント基板を作るときには感じなかったが、このワイアリングというのは、真空管アンプ作りの「肝」だなと初めて思った。

ふと、おこがましいが外科手術と似ているなと思った。先端が1-2mmほどのラジオペンチで1.5mm径のケーブルを挟み1.5mmほどの端子板の穴に通し半田を流し込む。
結構面倒な作業だ。今までそんな風に考えたことがなかった。

ということで、数年前なら1日で終わる作業工程がまだ終わっていない。
今日の夕方から先ほどまで作業して、ようやく電源回路の配線作業が終わった。
B電源(480V程度の予定)という高電圧、C電源、そしてトップの真空管(WE407A)はノイズを減らすために直流で点火することにしたので独立したヒータートランスを入れてDC20Vの電源となっている。
チェック開始。計測用にデジタル・テスターを繋いだ。電源スイッチを入れてないのにテスターに表示が出ていた。45mV? 原因はシャーシ・アースをしていなかったからでした。
電源スイッチを入れるとB電源の出力は予定どおり470Vの出力あり。終段のバイアスようの電源は、-72V。初段のヒーター電圧用は21.5V。なので、抵抗を入れて調整しよう。
まずは、ヒューズが飛ぶこともなく、作業終了。

 

 



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