EL156pp 再挑戦 その13
今日も2時間ほど配線作業をした。
主に配線材はベルデン製の2種類を使った。一つは画像の左端の黄色と白のものの様に被覆が比較的柔らくて捩じることができるタイプ。もう一つは出力トランス周りに見えるオレンジと赤のケーブだ。これは同じベルデン製だが被覆がかなり硬い。MT管周りは、10芯ほどの細いベルデン製を使った。
特別なパーツはあまりない。
中央の少し右に見える銀色のオイルコンデンサーは、国産のTONE FACTORY製で一応
Vitamini-Qという製品名が使われている。本家のSPRAGUE製も僅か持っているが0.2のものは残念ながら2個しかない。
中央の左側の基板の乗っている黒い2本の抵抗はアムトランス社のAMRGという製品だ。
確かに見るからに、最新の技術で作られた感じがする。が、このタイプは抵抗値と電力容量が限定されていて品種が少ないのが惜しまれる。その右にあるのはA&B社製だ。
オーディオ信号が流れる部分にはアムトランス社製の抵抗を使った。
2-3年前なら、たぶん明日中には配線自体は終えることができただろうが、今だとあと2日は必要かも知れない。
問題は、その後の調整だ。EL156は以前、バラックで作ったことがあるので調整のツボは心得ているつもりだ。ただし納得のいく音を出せなかった。
今回は、いまメインで使っている6384PPでうまく行った、スクリーン・グリッドへの電力供給ラインに定電圧ダイオードを使う予定だ。
参考にしたのは、MJ誌の1999年4月号されたEL156ppモノアンプの製作記事だった。
いずれにしても「いいとこ取り」のアンプだが、配線を終えたあとの調整に時間がかかりそうだ。