手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

LE-85がおかしい!

2012年12月14日 22時47分21秒 | スピーカー

先週、ミッドレンジにLE85を使いPops系やJazzはいい感じになったと思っていた。
翌日、クラシックを鳴らしてみたら、どうも、左chの高域が音量を上げると
うるさい感じがした。Jazzもピアノとギターのデュエットを聴いている、やっぱりどうも
おかしい。何か付帯音がつきまとう。それも左側だけだ。マルチアンプなので、低音側を
電源オフにしてみる。どうもLE85から出ているようだ。ツィーターを外してみる。
音量を上げて聴いていると、和音のときに余韻が歪んでいる。
コーン型スピーカーのボイスコイルがセンターがずれてマグネットにタッチしているときの
ようだ。ひょっとしたらよくあるバックキャビティの中のスポンジが劣化してそのクズが
振動版にくっついているのかも知れないと思った。
 この際なので、開けてみることにした。



以前、375でやったので要領はわかっているし。
開けてみると、375と同じだ。案の定スポンジというかウレタンはボロボロだ。
でも、振動版にくっついたりはしていなかった。ついでなので、適当ウレタンみたいなに
張り替えた。
蓋を閉めて音を出してみたが、やっぱり音に尾を引くような症状は変わらず。
これは、最悪、ダイアフラムがおかしいかも知れないと思い、もう一度開けた。
そして、そのまま、音を出してみると、やっぱり大きな音のところで 尾を引くような
音が出る。これはもうダイヤフラムに起因しているのは間違いなさそうだ。
紙片でダイアフラムを触るだけで音が変わる。繊細なのだ。
もう交換するしかないと決めた。ネットを検索すると 簡単に物は見つかった。
意外に安い。交換は「皆さんが思うほど、むずかしいものではない」と書いてある。
ならば、この際とダイアフラムを外してみた。なるほど、ガイドの穴に合わせると
簡単に元に戻せる。取り外したダイアフラムを内側から よく眺めてみると一カ所 1mmほどの
外側から何かが当たった跡があった。これが、マグネットというかスリットのある
金属部分に振幅が大きくなったときに触れているに違いない。
 最終的には、もう取り換えるしかないので、ものは試しと内側から外に向かって耳かき(
これが適当な気がした)で慎重に押し戻しててみた。

ひょっとして、これでうまくいけばもうけものと思いながら蓋をして音を出してみると
歪っぽさは減ったが、なんとなく 感度が悪くなったというか 鈍い感じになった。
やっぱり、一旦、傷がつくとコーンが破れたスピーカーみたいになるのだろう。
高域が伸びてない音だ。
 
 幸い、LE85無しの、20W75+D21AFの組み合わせで何とかなりそうだった。


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