手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

No.167風 2SK1530パワーアンプ その3

2012年06月14日 00時03分29秒 | TRアンプ

 さて、今日は、これまでのまとめとして手持ちのアンプで考えられる組み合わせを実行してみた。

窪田式2SK1530アンプも、供給電圧を43Vまで戻した。この状態で、No.167風2SK1530を低域に使い

2Wayで鳴らしてみた。結構いい音が出た。窪田式2SK1530アンプとNo.167風2SK1530をBTLアダプタに

繋ぎ、SATRI-ICのパワーアンプ(これも2SK1530+2Sj201という構成)を高域のアンプに使ってみることにした。

が、SATRI-ICのパワーアンプは、電源をONしたら 盛大にバチッという音が右chから出た。たぶん室温が上がった

せいだろう。SATRI-ICは電源投入時のドリフトが結構大きい、DCサーボが利くにしても 精神的衛生上よくない。

ということでSATRI-ICアンプは外すことにした。そうなると高域に使うアンプはクリスキットしか残っていないが、

これは、以前、BTLアダプタを使うと発振したので、あまり使いたくない。

となるの、残る手持ちのアンプは球のアンプしかない。 ということで、EL12のppを引っ張り出した。

中域に独特の渋い音を出すので、バラさずに残しておいたアンプだ。出力は設計値では22Wくらいだ。

・低域の右CHに No.167風2SK1530、 左chに窪田式2SK1530をBTLアダプタを介して接続。

・高域にEL12pp

驚いた。EL12ppは単体で使うと 部分的には いい音を出す帯域があるが、38cmクラスのフーファはドライブできない。

それが、低域を 今回のように論理的に250W-300wクラスのアンプを使うと 本領発揮という音を奏でた。

「Waltz for Debby」のLPをかけると、まるで NYのJazz Clubに居るような 音の場が広がった。

ついでに WE429を使ったアンプを引っ張り出して繋いでみたが、さすが これは出力不足か、出力トランスが

小さいせいか、若干歪っぽい。

いづれにしても、低域のアンプを強力にしたのは 正解だったようだ。 New York Trio の演奏も

スタジオに居るような音が出た。Wood Bassが 引き締まった。TAD1601を制動している感じの音だ。

やっぱりある程度の出力を持ったアンプでないと、TAD1601クラスを制動することができないのだろう。

いままでは、ふやけたというか、不必要に膨らんだ低音を聴いていたようだ。

 ただ、残念ながら オーケストラのフォルテシモでは、弦も管も 歪っぽくなる。

これが、JBLのユニットを使うかぎり仕方がないのか アンプを選べば解消されるのかは 今後の課題だ。

 

 

 


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