手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

No.167風 2SK1530パワーアンプ その後

2012年06月18日 22時45分24秒 | TRアンプ

 

No.167風 2SK1530パワーアンプのその後はというと、動作は非常に安定している。

終段のドレイン電流も220mAで殆ど動かない。出力のドリフトも1-3mV以内だ。電源投入時のショック音も

殆ど出ない。

片や窪田式2SK1530パワーアンプも、まあまあだ。終段のドレイン電流は220mAに設定しているが、

電源投入時は100mAくらいからスタートし、徐々に増えて5分ほどで設定値になる。

金田式と比べるとピタリと張り付くという感じではない。出力のドリフトは3mV以内なので、これは問題ない。

窪田氏は電源投入時にショック音が出ると記事には書いておられるが、殆ど気にならない。

スピーカがマルチ・アンプ用にセットされているので、この二つのアンプを単体で鳴らして音を聴き

くらべることができないので、アンプ単体の音の評価はやっていない。

でも、どうも似ているだろうと思える。共通した2SK1530の音がしそうだ。

 

<<中高域にクリスキットを使う >>

さて、EL12ppを中高域に使うと オーケストラの高域がうるさいというのを 何とか解消するには、手持ちのアンプでは

クリスキットをどうにかするしかないと思い対策を考えた。ただし、今までの状態だと、BTLアダプタが簡易版なためか、

クリスキットを中高域に使い、電源をONにすると ブーーン という音が出た。

BTLアダプタが介在しない2Wayの場合は何も問題ないので、金田式のCR型パッシブ・フィルタ以降に何か要因があるだろうと

推測した。で、K1530を使った2台のアンプはDCアンプなので、入力側には時定数は持っていない。が、クリスキットは

ACアンプであり、入力にコンデンサを入れている。そのコンデンサがOSコンを2個使って、無極性の接続にしたものだ。

これが、単体で使うことを想定して低域のカットオフを下げるため、オリジナルよりかなり大きい47μFにしてある。

これが、微弱な電圧でチャージされるのではないかと推測し、カットオフは少々高くなっても構わないので 1μFに

替えた。これが、どうやら功を奏したようで、電源をONにしても、小さく プッ という程度になった。

 で、音はどうかというと、EL12ppのときに比べると オーケストラのfffのときの弦のうるさいのは、少し改善された。

が、一方で、中高域の音が細身になった感じだ。 やっぱりここは、UHC Mos-FETか 2SK2554のアンプを作るしか

なさそうだ。

 

 

 


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