ギター改造など その1
昨年の秋頃から、スピーカーを始めとして真空管やパーツ類を処分してきた。
一方で、下手の横好きとも言える ギターの在庫整理(?)も始めた。と言っても
こちらは、グレードアップが目的だ。オーディオ系を処分した資金を元に世の中の定番と
呼ばれるギターにリプレイスすることにした。
世界のスタンダード的なギターは結局、数種類に収斂されることも、ほぼ実体験したので、
その定番と呼ばれるものに置き換えることにした。
先般亡くなった、敬愛するギタリスト B.B king と同じ歳まで生きたとして、
ギターを弾ける時間は、長くて10数年だ。殆ど弾きくことがなくてコレクション化した
ものを処分し、一度は手にして弾いてみたいギターを捜した。
現代のギターの御三家は Gibson、Fender、PRS ということになると思うが、
Gibsonは、40年ほど前に B.B Kingに憧れて、かなり無理して買った ES-335というのが
あり、まあこれは、私の青春の宝物でもあり、実際にいいギターだ。これは別格だ。
これ1本で20年くらいは通してきた。不便も感じなかった。
これは、どうもオーディオとの付き合い方に似ているなと感じる。
オーディオを 好きな音楽、ミュージシャンを聴くための道具として使っているときは
最低限のスペックさえ備えていれば済む。音楽を楽しめる。
が、音を聴き出すと、やれ低音が出てないとか、音場がどうだとか分離が悪いだとかに
耳と目が向いてしまう。
ギターも、どう向き合うかで、オーディオと同じように、泥沼にのめり込んだりする。
ちょうど、20年くらい前が私にとっては そういう時だったように思う。
それ以来、オーディオと同じで ギターの音だけを聴き 取っかえ引っ替えではないが、
興味があるギターを買った。オークションが始まった頃が丁度 時代的に重なったことも
あり、地方では見ることも出来ないギターを入手することもできた。
まあ、カタログ見て物を買うという状態。なので、当然、期待外れだったりすることある。
逆に、価値を見抜く力がなくて 手放し 後で後悔することも多々あった。
これは、全くオーディオの世界と同じだと つくづく思う。
趣味の世界は、全て同じなのかも知れない。そうやって、耳も良くなり(?)、判断ができるように
なるのだろう。
オーディオと違って、ギターは肉体が直接かかわる道具なので、良し悪しの判断ができる技術が必要になる。
こちらの方は、40年前から、大して進歩していない。が、もう仕方がない。
が、一応、自分なりに、こういう音が出て欲しいというのも分かってきたので、そういうギターを探すことに
した。
まずは、PRSの CE22というモデルとFENDERのストラト・キャスター Claptonモデルが、ちょっと物足りなかったので
資金源にすべく処分。PRSのCustomモデルを探すことにした。もともと新品とか美品は対象外で、訳有ものを
捜す。運よくというか、使い込まれて傷だらけの PRSのCustom24 Top10 24F というのが、格安で入手出来た。
ラッキー。たぶん色が渋いので、若い人には人気がないのだろう。今年の1月のことだった。
さすがに最終仕上げをした職人の名前が入ったギターだけに、。弾き易くて仕上げがいい。
が、暫くすると不満が出てきた。使い難いのだ。ネット上でも、そのことは指摘されていて、現行モデルでは
変更されているようだ。音も、慣れてくると元々、Gibson派の私には、少々不満が出て来る。
音が上品で、優等生的に感じられる。ということで、意を決して改造することにした。
* 改造すると商品価値が、かなり下がる。が、ボリュームとトーンの下にある、ロータリーSWを取り外し
Gibsonのレス・ポールのような トグル・スイッチに取り換えて 操作性の向上を図ることにした。
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レス・ポール用に以前、買っておいたものを使うことにした。
<< 続く >>