手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

初段の球

2009年11月20日 23時08分11秒 | PC_Audio
2006/3/14


 6550ppも仕上げとする前に、気になっていたことがあるので、
実験してみました。それは、初段の球の違いが音にも
現れるのかということです。森川氏の発表した回路は
6DJ8(ECC88)と12AU7を使った例が多いです。
6DJ8の場合は、どちらかというと、出力管がKT88 or 6550で、
12AU7は、EL156などのように感度の高い球の場合です。
これは、無帰還時のゲインの違いによるものだと思います。
それでも、6DJ8とKT88の組み合わせでも、200倍くらいの裸ゲインと
なり、NFを9-12dBくらいかけないと、ゲインが高くて使いにくいと
思われます。それでも、CDが中心の状況では、まだ高過ぎるかも
知れません。で、後期の例では、今回、私が参考にした回路の
ように、12AU7を初段、6550を終段に使い、NFも3dBと少ない
設定になっています。
 今回の私のアンプは、約6dBのNFとなっています。

そこで、初段を配線をいじらなくて良いように、12AT7に替えて
みました。12AU7の場合、ゲインが5倍くらいで、12AT7だと
15倍くらいは取れそうです。これで、全体のゲインも20dBから
26dBくらいに増え、NFも12dBくらいになっていると思われます。
測定はしていませんが、取り敢えず、音を聴いてみました。
感じとしては、12AU7のときの、フワッとした感じが消えて
音像が締まった感じです。低域も締まった感じです。
使うSPにもよるのでしょうが、こちらの方が、私の場合は
いい感じです。もう少し、フワッ感があってもいいようです。
 次の休みのときにでも、ゲインを測定してみたいと思います。

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