手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

Dynaudio 20W75がやって来た  その2

2012年12月03日 12時36分59秒 | スピーカー


一昨日(12月1日)は、「手作りの会」九州の愛好者の集まりがあった。
前日の朝にそのことを知り、慌てて何か持って行くものと考えたら大したものが
なかったので、急遽、手元に来たばかりで 使いこなしもよくわからないが
DYNAUDIOのツィータ D-21/AFを使いSPシステムを持って行ける状態にすることにした。
まず、ツィータのための台を作らねばと思い端材に取り付けてみたが、ユニットが重いので
前のめりになり、倒れそうで危ないので、ちゃんと板に取り付けた



と言っても、倉庫にころがっていた、昔、SONYのSS-G7の箱とウーファを入手したときの名残の
ネットワークボードの残骸に取り付けただけだ。上の方に見える白っぽい箱みたいなのは4.7mHの
コイルだ。これが丁度よい重石になりボードが安定した。

(参考資料) http://audio-heritage.jp/SONY-ESPRIT/speaker/ss-g7.html

この箱を手放した人は、中、高域のユニットだけは使えると思われたようだ。
この手の箱は再利用しようと思っても、改造する土台としては使えないと実感した次第。
ネットワークのパーツだけは、残しておいたのがこんなところで役立った。

 ということで、その日は夜中までかかり、なんとか聴けるかなという状態にした。

翌日(12月1日)、みかけの悪いのは我慢して参加者(7名)の面々に聴いてもらった。
大学の講義室(40名収容くらいかな)が会場だったので、かなり音響的にはライブだ。
そのため我が家と比べると、かなり賑やかな音が出てきた。ポートが適当なものだったせいかと
思い、布きれで塞ぐと少し聴き易くなった。低域は、それなりに出ているようだったが
まだまだのような感じで本来の能力は発揮できてないと思われた。

それでも音圧としては、教室を満たすほどの音量は出せたので、Jazzをガンガン鳴らしても
問題ないというのがわかったのと、ホーンを使ったときのようになPIANOの音が出ることも
わかり収穫だった。私より年配の方が「こんな小さなSPで、すごい低音が出ますね」と言ってこられた。

が、我が家でじっくり聴いてみると、やはり低い音は再生できていない。
用事で昼から出かけたので、調整する時間がなかった。井上氏にアドバイスを乞うたメールの
返事が来ていて「箱の大きさとポートをじっくりと調整すること」とのアドバイスだった。
なので、夜からまたも深夜までポートを手持ちの範囲でいじってみた。



今朝は、いつもの音量で鳴らしてみたら、俄然、良くなっていた。高域側だけ-12dBにしていたLCネットワーを
6dB/octにして統一したせいかツィータとのつながりも良くなった。
中、高域については、ホーンを使ったときの音が出るようになった。なんとなくクラッシク向きで
おとなしいユニットかと思っていたが、すごく元気のいい音も出るのがわかった。

目下の課題は、最低域の音の拡大だ。

よく試聴で聴かされるオスカー・ピ-ターソンの「WE GET REQUESTS」の6曲目(YOU LOOK GOOD TO ME)
でのレイ・ブラウンのベースだと フレーズの最低域 四弦の解放(?)あたりが 空振りしていて
再生できない、聴き慣れたフレーズの一部の音が消える。
それと、実物大の音像とまでは行かなくても、もう少し音像が大きいといいのだが、
なんだかギターくらいの大きさに見えてしまう。置き方もまだマッチしてないのかも知れない。

いづれにしても、ひょっとしたら後ろに隠れているTADのウーファが要らなくなるかも。
少なくともLE-375と木製ホーンは出番がなくなった。見た目からすると少々寂しい気もするが,,,。


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