この1週間は、母親が入院したりして、ちょっとアンプいじりは
お預けだった。
さて、それまで、毎晩のように、試していたMCヘッドアンプも
一応の結論は出した。
それは、結局、オリジナル通りというか、金田氏のWE403Bを中心とした
回路で、そのまま行くということだ。ただし、WE403Bが結構、余っている
ので、フラットアンプ部も403Bだけで、作り変えてもいいかなと
思っている。あとは、ノイズ対策として、403Bに拘るのを止めて
Topの球だけEF86にするという案も捨て難い。
それか、いっそEQ部分はハイブリッド形式として出力部を403Bと
することも考えられる。
これとは、別に今回のノイズ対策として、ものは試しとやってみた
ステップアップ・トランス方式というのをやってみた。
1、 1:4のステージ用と思われるトランスの場合
この写真でわかるように、真空管アンプ用のトランスと思われるが
大きめのトランスを使ってみた。
つないでみて、出てきた音は予想以上に高域寄りの音で全然、
使い物にならない音だった。でも、USA製のUTCクラスの物との
触れ込みでオークションで入手し、以前、石のEQアンプに使った
ときは、そんなにひどい音ではなかったので、しばし考えてみた。
そう、この手のトランスは、2次側に抵抗を入れる必要があったはずと
思い至った。金田式は、820kΩという通常よりも高い抵抗で
受けるので、47kを2次側につけてみた。かなり良くなったが、24Kくらでも
いいようだ。
が、結果は、全体としてはあまり良いとは言えない。
ノイズ対策という面では、昇圧比が4くらいでは、あまり採用する
意味がないという程度の結果しか得られなかった。音の方も、低音の
力強さが薄い感じで、トランスなしの音に太刀打ちできず。
2、古の DENON製 AU103(?)
初期の頃の金田式プリアンプに採用されていたのを、手放さずに持って
いたので、これを使ってみることにした。(左右に見えるトランスは
別のタムラ製のもの)
これは、20倍ちょっと昇圧するので、EQの初段でクリップしてしまうようだ。
ということで、これは、使用不可。
次に、AU103(?)の左右にある タムラ製のMC用として作られたトランスを
使ってみた。これは昇圧比が、12倍くらいだ。
以前、球のCR型EQを作っていたときに使ったが、DL103系よりももっと
針圧が軽いタイプのカートリッジに向いているようで、テクニカの
TPM33(だったかな?)と組み合わせて使っていた。
DL103に比べると、繊細な音で、特に高域はきれいな音だけども
平面的な感じがして、ついDL103の骨太な音に戻ってしまっていた。
で、これを今回の構成で使うと、その高域寄りがもっと強調されて
しまい、これも使う価値を見出せなかった。
ということで、今回の最終結論としては、
・かなり気合を入れた本格的なヘッドアンプでない限り、金田式真空管DCプリ
アンプの前段に用いるのはむづかしい。
ということでしょうか。ノイズを避けたいときはSATRI-ICのEQを使うことに
しよう。
お預けだった。
さて、それまで、毎晩のように、試していたMCヘッドアンプも
一応の結論は出した。
それは、結局、オリジナル通りというか、金田氏のWE403Bを中心とした
回路で、そのまま行くということだ。ただし、WE403Bが結構、余っている
ので、フラットアンプ部も403Bだけで、作り変えてもいいかなと
思っている。あとは、ノイズ対策として、403Bに拘るのを止めて
Topの球だけEF86にするという案も捨て難い。
それか、いっそEQ部分はハイブリッド形式として出力部を403Bと
することも考えられる。
これとは、別に今回のノイズ対策として、ものは試しとやってみた
ステップアップ・トランス方式というのをやってみた。
1、 1:4のステージ用と思われるトランスの場合
この写真でわかるように、真空管アンプ用のトランスと思われるが
大きめのトランスを使ってみた。
つないでみて、出てきた音は予想以上に高域寄りの音で全然、
使い物にならない音だった。でも、USA製のUTCクラスの物との
触れ込みでオークションで入手し、以前、石のEQアンプに使った
ときは、そんなにひどい音ではなかったので、しばし考えてみた。
そう、この手のトランスは、2次側に抵抗を入れる必要があったはずと
思い至った。金田式は、820kΩという通常よりも高い抵抗で
受けるので、47kを2次側につけてみた。かなり良くなったが、24Kくらでも
いいようだ。
が、結果は、全体としてはあまり良いとは言えない。
ノイズ対策という面では、昇圧比が4くらいでは、あまり採用する
意味がないという程度の結果しか得られなかった。音の方も、低音の
力強さが薄い感じで、トランスなしの音に太刀打ちできず。
2、古の DENON製 AU103(?)
初期の頃の金田式プリアンプに採用されていたのを、手放さずに持って
いたので、これを使ってみることにした。(左右に見えるトランスは
別のタムラ製のもの)
これは、20倍ちょっと昇圧するので、EQの初段でクリップしてしまうようだ。
ということで、これは、使用不可。
次に、AU103(?)の左右にある タムラ製のMC用として作られたトランスを
使ってみた。これは昇圧比が、12倍くらいだ。
以前、球のCR型EQを作っていたときに使ったが、DL103系よりももっと
針圧が軽いタイプのカートリッジに向いているようで、テクニカの
TPM33(だったかな?)と組み合わせて使っていた。
DL103に比べると、繊細な音で、特に高域はきれいな音だけども
平面的な感じがして、ついDL103の骨太な音に戻ってしまっていた。
で、これを今回の構成で使うと、その高域寄りがもっと強調されて
しまい、これも使う価値を見出せなかった。
ということで、今回の最終結論としては、
・かなり気合を入れた本格的なヘッドアンプでない限り、金田式真空管DCプリ
アンプの前段に用いるのはむづかしい。
ということでしょうか。ノイズを避けたいときはSATRI-ICのEQを使うことに
しよう。