やさしい風が吹いたら♪~  kazuの思い出つづり

日常の小さな出来事、ちょっと感じたことなど
綴ってみたいと思います
絵や写真をアップして記録として残したいと思います

2013年08月05日 16時16分15秒 | 日記
母が亡くなったのは 私がまだ30歳半ばの頃である

8月の暑い日

2日後には家族で帰郷する予定だった
その晩 天袋でポロンと母にもらった三味線がなった
あれ?・・・位置がずれたのかな?
其の程度に思っていた

翌日 朝早くに義姉から電話が入った
「夕べ逝ったわ・・・・」
母は糖尿病から腎臓を悪くして入院していた
入院先で亡くなったと言う

目もほとんど見えていなかった

今でこそ 専門内科もあるが
2~30年前は地方では見てくださる病院も少なかった

小柄で朗らかな母
○○のかぁちゃんと人気者だった母
私には優しかった母
不思議なことにインターナショナルを口ずさんでいた母

三味線がポロンとなったあの晩
母は私に会いに来たんだ

甘えん坊で泣き虫で・・・・
母は心配で仕方がなかったのだろう
2日後には会えたはずなのに
 逝ってしまうなんて・・・・

最後を看取ることも出来なくて
涙が枯れるまで泣いた
涙って本当に枯れるんですね
いくら泣いても涙が出なくなる・・・

母を思い出しては泣いていた
夢も良く見て自分の泣き声で目が覚めた

最近はあまり夢も見なくなった
お盆が近づくと父や母を思い出す
お墓参りには遠くて行けないけど
ヒマワリのような母だったから
写真にヒマワリをかざって手を合わせる

おかあさん 私は今日も元気だよ
いつか私もおかあさんのお側に行きます
年をとったね~・・・なんて言わないでよ
私もお母さんの歳に近づいてきましたよ

二人でお茶を飲みながら昔話をしたいね