僕が学校に行くと笹浦が「天野ってさー昨日高山と帰ってたんだけど。」と言った。なんだ?朝からなんか教室が騒がしかった。「高山って俺の彼女なのにまさか俺のいないところでこっそり付き合ってるとか。」と笹浦が言うと「人の彼女と勝手に付き合うなんて天野サイテー」と真野が言った。笹浦は「あっ、天野いたんだ」と言ってきた。こいつ高山さんのことを盗撮しているくせに。と皆にばらしてやりたかったが高槻からお前が笹浦をブッ飛ばすまでクラスの奴らには言うなと言われたので黙っていた。その日はもう最悪だった。「高山と付き合ってるって本当?」とか「笹浦にそのことを黙ってるなんで笹浦がかわいそうだろ。」とか言われた。まったく本当に頭のおかしいやつらだ。僕の周りの人はこんなのしかいない、笹浦に騙されているともきずかない馬鹿どもが。僕はもうその日以来学校へは行かないと決めた。笹浦をブッ飛ばすまでは。僕はその日すぐに喧嘩の特訓をしようと思ったが高槻の事情もあるので夜までは暇だった。そしてその日から夜遅くまで特訓をした。高槻は「そんなの無理して大丈夫か?」と言ったがもう僕は学校へ行かないんだし何も心配はない。「大丈夫、これぐらいやらないと笹浦に勝てないだろ。」と言った。それから一週間ぐらい学校へ行かないである日の夜親に呼び出された。親は「学校から電話が来てて一也が学校に行ってないって聞いたんだけどどういうことなの?」と言った。ちなみに一也というのは僕の名前だ。面倒くさいことになった。そりゃ一週間も学校に行ってないとさすがにまずいか。と思った。そして父親が「どうして行かないんだ。」と聞いてきた。だけど僕が笹浦をブッ飛ばすために学校を休んで特訓をしているとは言えなかった。僕がだまっていると「どうして行かないのかって聞いているんだ。」と机をたたいた。そして父親は「親の言うことが聞けないんだったらでてけ。」と言った。こんなろくでもない父親が何を言っているんだ。僕は家出したほうが楽だったのでそのまま家出した。どうせ笹浦をブッ飛ばして警察の渡してそして家に帰ればいい。たぶん先生たちも僕に感謝するだろう。僕はそれから一か月特訓をした。そしてだいぶ強くなった時高槻が「いいか、今のお前は笹浦に勝てる、大事なのは気持ちだ。負けると思っては駄目だ、それと怖がっても駄目だ。自信を持て。お前が笹浦に勝ったらウチがお前の好きな松屋で奢ってやるよ。」僕はその日学校へ向かった。笹浦、お前をブッ飛ばしてやる、絶対に。
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