俺の本音

本音を徒然と書いていきます

砂漠の世界 最終話

2013-05-10 17:21:55 | 小説
僕は教室に入った。ちゃんと証拠も持ってきている。一か月前、最後に学校に行ったときに笹浦の机の中に小型カメラと封筒があった。封筒を見てみると高山さんの写真が二十枚ぐらいあったから僕はそれを持っておいたのだ。必要なものはこれですべて揃った、あとは笹浦をブッ飛ばして帰るだけだ。昼休み、僕は笹浦に「おい、お前高山さんのこと盗撮してんだろ。」とみんなに聞こえるように言った。すると笹浦は「はあ?何お前嘘言ってんの、証拠も無いくせに。」と言ったが僕は封筒の中の写真を足元にばらまいた。さらに笹浦が男たちと話しているのを僕は録音しておいたのでそれを流した。周りの奴らは「笹浦って盗撮してたんだ、やだー。」と言った。僕は「これだけ証拠があるんだからもう逃げられないぞ。」と言ったら笹浦が突然殴りかかってきた。僕はそれをかわして顔に蹴りをくらわしてやった。すると笹浦は「天野おおおおお、てんめええええ。」と言って僕の腹を殴ってそして上から肘で背中を肘打ちしてきた。「天野、お前ちょっと一か月特訓したからって俺に勝てるって思ってたのか、強くなってんのはお前だけじゃねえんだよ。」僕は立ち上がって笹浦に頭突きした、そして髪を手に絡ませて笹浦の顔面を膝で蹴った。笹浦は鼻血が出た。僕はよろけた笹浦の顎をアッパーしたら笹浦は倒れてその瞬間に警察が来た。僕は警察を呼んでおいたのだ。そしてそれと同時にチャイムが鳴って先生が来てしまった。そして高山さんが来てしまった。彼女は「天野君?」と言って彼女はびっくりした。たぶん今回ので僕は凶暴なやつだと思われたんだろうか、笹浦は警察に連れられて教室を出ていった。その後先生にいろいろと聞かれて今日の事を話した。僕は特に怒られなかったが今日は高山さんと帰る気なんて全く無かった。なんて言えばいいのか分からない。僕が一人で帰っていると高山さんが走ってこっちに来て僕は焦った。しばらく無言で二人で歩いていると「笹浦君、盗撮してたんだね。先生から聞いたよ、それで喧嘩になったって。」と言った。僕は「ああ、うん。」と言った。すると彼女は「ごめんね、私がもっと早くに気が付いていればこんな事にならなかったのに」彼女は泣いていた。そして家に帰って松屋に行こうとしたが何となく僕が高山さんのことを泣かせたと思うと辛かった。松屋に行くと高槻はいた。彼女は真っ先に「良かったじゃん、笹浦見事ブッ飛ばしたんだって?」と聞いてきた。「ああ、結構手ごわかったけどな。」「それでその後彼女とはどう?」「彼女は帰り道にもっと早く気が付けば良かったって泣いてたよ。」「あーあ、彼女見ちゃったのかー。」「どうして高槻は僕に協力してくれたんだ?」「あー、いつも奢ってもらってたからそのお返し。そんでその後彼女とは?」「高山さんからはさっきメールが来て今度会わないかって。」「まあ良かったじゃないか、笹浦も消えたし、彼女とは付き合えるし。」「そうだな。でも今日はほんと緊張したよ、たまにはゆっくりしたいな。」僕はとりやえず安心した。僕はもう暇人じゃない。これから楽しい未来が待っていると思ってワクワクしながら僕はコーヒーを飲んだ。
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