せっかくの休みだというのに、どうやら天気予報が当たってしまったようだ。
ポツポツと雨音が聞こえる。
先日の小雨の日の出来事を思い出した。
近所に住む孫娘が「じじ、ボンドない、ボンド貸して」と、慌ただしく家に入ってきた。
その横で、傘を持つ友達が悲しそうな顔をして立ち尽くしている。
ジャンプ傘のシャフト(中棒)部分が、開くときに押すボタンのところから、完全に真っ二つに折れている。
どうして折れたのかと尋ねると、傘をステッキのように持ち、ふざけて体重をかけたら折れたという。
爺「これはボンドでは付かないよ」
友「えっ、それは困る。直さないとお母さんに叱られる。昨日買ってもらったばかりの傘なの」
とりあえず、家に帰るまで応急処置をしなければならないので、2つに折れたシャフトに割りばしを突っ込み、黒いビニールテープでぐるぐる巻きにして、何とか持てる状態にした。
友「ありがとうございます」
爺「何とか、家までは使えるかもしれないけど、必ずお母さんに本当のことを言うんだよ」
友「わかりました」
2、3日後、その友達と孫が遊んでいた。
友「この前はありがとうございました」
爺「ちゃんとお母さんに話をした?」
友「はい、話をしたら、お店にいっしょに行って、新しい傘に替えてもらいました」
やるな、かーちゃん。
まさか不良品として返品するとは思ってもみなかった。
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