お気に入りのスーツのズボンに穴が開いた。
20年ぐらい前から、スーツとワイシャツはユザワヤという手芸用品等を扱う大型専門店かスーツ専門店のビッグヴィジョンでイージーオーダーしている。
おやじにはおやじなりの拘りがあり、ズボンの裾はダブルで、ポケットは縦ポケット。
上着は三つボタン真ん中留めで、チェンジポケットをオプションで付ける。
ほとんどこのパターンで仕立ててもらっている。
穴はズボンの右太ももあたりに開いた。
呑んで転んだわけでもなく、どこかに引っ掛けたのでもない。
通勤カバンを右肩に掛けていて、ちょうどそれが太ももあたりと擦れる格好となり、生地が擦り切れてしまったようだ。
上着の内ポケットの裏にあるDATEタグを見ると、うっすらとだが”98”という数字が見える。
12年も着ていれば生地も傷み穴も開くのだろう。
雨の日、風の日、いろいろありましたが、12年間長きに亘り苦楽を共にした相棒。
疲れさまでした。
ありがとう。
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