河島英五が歌った「酒と泪と男と女」は、時代を超えて男の共感を呼び、歌い継がれてきた名曲である。
歌詞には ♪俺は男 泪はみせられないもの♪♪ という一節がある。
娘1号が小学生だった頃、ゆるりと晩酌をしていると突然、真顔で質問された。
「なぜ、おとうさんは毎日、毎日お酒を呑むの?」
しばらく間を置いて次のようなやり取りがあった。
私「あなたは、辛いことがあった時、泣くよね。」
娘「うん、泣く。」
私「悲しい出来事があったら、泣くよね。」
娘「泣く、泣く。」
私「おとうさんが泪を流しているところを見たことがあるかい?」
娘「ん~、見たことない。」
私「酒を呑むとはそうゆう事よ。分かるかい?」
娘「全然分からない。」
そんな娘1号が明日、めでたくもウェディングドレスを着ることになった。
式次第を見ると最後の方に娘からのメッセージもあるようだ。
辛い訳でも悲しい訳でもないが・・・
今夜も酒を呷って眠ってしまうのさ
俺は男 泪は見せられないもの
なんだか幸せそうというか、娘さんを大切にしてきたんだろうなって
心にキュンときました
私も34歳にして、10年付き合う彼と結婚することとなりました
が、いろいろな事情により式を挙げません
きっと父は私の花嫁姿を見たかったことでしょう
強がりばかりな父の気持ちが身に染みます
私には歳の離れた妹が1人いますが、最近は妹にご執心だそうです
他人になるわけじゃないんだから、寂しいなら私にも電話してよ
って言いたいけど、言わない私…
私も父と同じで強がりです
酒を呑む。とはどういうことか・・・ それは、良く分かります。
今宵は自宅に戻ってからが本番の涙酒・手酌酒ですね。
涙が枯れないうちに横になってください。
また、御結婚おめでとうございます。
電話してよ って言わなくとも良いから
たまに電話してあげてください。
父は待ってると思いますよ。
強がって何か用か?って言いますかね。
酒を呑むのに理由などないのですが、
娘1号とのやり取りの後に女房から強烈な一言がありました。
「じゃあ、辛い時と悲しい時だけ呑めば良いじゃん。」
マジ、泪目になりました。