7時過ぎたよ、と女房の声で目を覚ました。
目覚ましをセットし忘れたのか、朝方一度目を覚ました時に止めてしまったのか、いずれにしても、久しぶりに女房に起こされ、朝飯も喰わずに家を出た。
人に起こされたからか朝飯を喰ってないからか、新橋駅に着いても何だか気だるい感じがするので、いつもの通勤コースを少し外れて気分転換をしてみることにした。
歩いていると普段見かけたことのない「大吉田」という立喰蕎麦屋を発見した。
店の前には朝食セットのポスターが掲げられ、その内容を見るとかけ蕎麦に玉子、かき揚げ半分、わかめがトッピングされて300円!うん、出勤前にこいつを喰らうことにしよう。
店に入ると威勢よく「いらっしゃいませ」の掛け声。その主はかなり年齢を積み重ねたオヤジさん。
揚げたてのかき揚げは、上顎を火傷してしまうほど熱々であった。
蕎麦は冷凍ものであるが、麺工場で茹でられ時間が経過したふにゃふにゃの蕎麦よりこちらの方が腰がある。
かけ汁の味もしょっぱくも無く甘くも無く、ほどよい塩梅である。
店を出る際も、「いってらっしゃい」とオヤジの大きな掛け声。
初めて入った大吉田の一杯の朝蕎麦と元気いっぱいのオヤジの声で、何となくボーッとしていた頭と体がシャキッとして、元気に出社することができた。
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