沖縄では祖父のことを”おじぃ”と呼ぶ。
雪がチラつく三連休の初日に、娘1号の彼氏の”おじぃ”が沖縄から川崎にやって来た。
何やら分からないが新横浜で開催されるセミナーに参加するのが本来の目的らしいが、羽田に到着してすぐ、我が家に立ち寄ってくださった。
14時ごろ娘1号のケータイ電話が鳴るといつもより緊張した受け答えをしているので、おじぃが新川崎駅に到着したことが分かった。歩いても5分ほどのところではあるが、雪も降っているので車で迎えに行った。
おじぃが奥さん、娘、息子、すなわち彼氏のおばぁ、おばさん、おじさんの3名を引きつれ、沖縄土産を持参し我が家に到着。
不思議なもので初めて会ったのに他人とは思えないほど親近感がある。温和な表情の中にも厳しい顔が見え隠れするおじぃ、いかにも地方のおばあちゃん的底抜けに朗らかなおばぁ、小田原でスナックを経営している社交的なおばさん、シャイではにかみや屋の川崎在住のおじさん。この人たちの中で育った彼氏が悪い人間であるはずがない、それは初めて会った時からそう感じていた。
昨年の12月23日、彼氏と娘1号から突然、何も記載されていない婚姻届けを差し出され「明日籍を入れたいので署名してください。」と言われた。その時は「普通はすべて記入して、必要な書類を添付してからお願いに来るんだろう。結婚することは反対しないが、いつ、どのような形で結婚を考えているのか前もって話を聞かせてくれ。」と伝え婚姻届けの署名は保留した。
それから早2ヵ月が経過した。
戸籍謄本も沖縄から送ったと、おばぁは言っている。
川崎の50おやじはいつでも”おじぃ”と呼ばれる心の準備はできているし、早くこのサイトを「50おじぃのひとりごと」に変更したいと思っているのだぞ。
私は、家の中でも多摩爺と呼ばれてます。
いっそのこと酒呑童爺に改名しようかな。