虎の門に日本の酒情報館(SAKE PLAZA)なるものがある。
日本酒造組合中央会が運営するこの情報館のWEBサイトでは、次のように紹介されている。
日本の酒の文化的要素を総合的に、集約・情報化し、受信と発信を展開していくための広報拠点・資料公開の場です。日本の酒についてみたいこと、知りたいことがいろいろわかりますので、お気軽にご来館ください。
お気軽にとのことだが、日本の酒文化に触れる場へ行くので、日本の衣文化である長着で出かけることにした。
新橋駅から虎の門に向かって雪駄ちゃらちゃら歩き始めると、爺と同じサラリーマン諸君がランチ求めて足早に歩いている。普段は自分もこんな調子で歩いているのかと思うと、少し寂しい。もう少しゆとりをもって行動したいですな~。
日本の酒情報館は、外堀通りの一本内側の路地にあり、昼食時間帯だというのに人通りはほとんどない。来場者は爺一人。
館内に入ると日本酒の瓶がずらりと並び、圧巻。
ここにあるすべてが購入できるわけではないが、看板にもあるように常時数十種の銘柄の酒をここで買えるようである。
また、約30種類の日本酒、リキュール等の中から5銘柄選び、540円できき酒が楽しめる。
きき酒シートに、日本酒試飲リストから選んだ5銘柄の酒の番号を記入し、現金を添え、案内係りのお姉さんにお渡しすると、場内のカウンターに以下の写真に「やわらぎの水」をセットして運んできてくれる。
今回チョイスしたのは、左上から
・兵庫「龍力」米のささやき大吟醸
・兵庫「黒松白鹿」豪華千年純米大吟醸
・石川「加賀鳶」純米吟醸
・岩手「南部美人」生貯蔵(下段左)
・東京「澤乃井」吟の舞純米大吟醸(下段右)
この中で一番旨い!!と感じたのは「龍力」で、酒の力強さもあり、華やかな香り、フルーティーな味わいで、大吟醸を堪能できる。お値段のほうも四合瓶3,240円の高級品。
きき酒をしながら「これからもたまに来て、全国の日本酒をちょっとずついただくことにしよう」
そして「あ~、交代勤務も良いものだなぁ」としみじみそう思った。
理由は、ここ日本の酒情報館の営業時間が、平日10時から18時までなのである。
通常勤務の方々が来るのはちょっと難しい時間帯だろう。
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