
最近のデジカメもマグネシウム合金ボディーを持つ物もあるので、この言い方は適切ではないかもしれない。
金属カメラ、いわゆる「マニュアルフォーカスのフィルムカメラ」である。
久しぶりにNikon New FM2を手にしてみると、金属のひんやりした感覚が心地よい。
カメラの裏ぶたのメモフォルダーにはKonica CENTURIA SUPER 200の36枚撮りフィルムのパッケージのふたが差し込まれており、フィルムカウンターは8を示している。
いつ入れたフィルムなのか、何を撮ったものか、まったく分からないが、フィルムはまだ28枚残っている。
Nippon KogakuのNIKKOR-H Auto 50mm F2.0を装着し、家の裏手にある加瀬山の階段を上り、秋探しを始めた。
すべてのコマを絞り開放で撮った秋の加瀬山。
巻き戻しクランクでゆっくり巻き戻したフィルムは週明けにでも現像してもらおう。
撮ってすぐ見ることができないもどかしさもあるが、それがまた楽しみでもある。
巻き上げレバーでフィルムを巻き上げ、ピントリングを回しピントを合わせ、絞りリングとシャッタースピードダイヤルで露出を決めて、優しくシャッターボタンを押下すると、カシャッ、と響くシャッターの切れる音。
今日、久しぶりに金属カメラを持ち出して、写真を撮るということは、その場の光景を写すだけではなく、カメラを操作することも楽しむものだということを改めて感じることができた。
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