kazzdokkのひとりごと

酒呑みの翁の日常の出来事

蕎麦の味わい

2012年10月28日 | Weblog

休日出勤した本日、爺の隣の席に「そば屋 幻庵」なるマンガ本が置かれていた。

同じく休日出勤をしている、20代の若手でありながら「鬼平」好きのスタッフの本だろうと思い、尋ねてみるとやはり予想どおりであった。
爺の隣の席に座る四国生まれのスタッフが、うどんは好きだが蕎麦の味は分らない、と言うので、そのマンガを貸し出したのだと言う。

「そば屋 幻庵」の大まかな内容は、家督を息子に譲った幕府勘定方の重職だった主人公「牧野玄太郎」が、家族に内緒で夜鳴きそば屋「幻庵」を営み、そこに訪れる人々の悩みを解決していくという江戸人情話である。
蕎麦と人情話を結び付け、玄太郎と市井の人々絡みも中々味わい深いが、これを読んで蕎麦の味を分からせようというのは、いささか無理があるのではなかろうか。

しかしながら読み終わった後は、熱々のかけ蕎麦をズズッとすすりたくなる。
仕事を終え赤坂界隈にある立ち喰い蕎麦屋の暖簾をくぐり、カツ丼&かけ蕎麦を喰らったが、麺は延びきりふにゃふにゃで、出汁もしっかりしていない蕎麦は、「そば屋 幻庵」とは違い、味わい深いものではなかった。

コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 本醸造と純米酒 | トップ | もういくつねると »

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
体験 (ゴッチのスープレックス)
2012-10-30 08:17:57
蕎麦打ち体験ですか、やってみましょう。ネットで調べたら1回4000円ぐらいでできるんですね。もう少し調べてみます。
返信する
小諸蕎麦 (kazzdokk)
2012-10-29 12:37:05
同感。
小諸蕎麦はきちんとお店で茹でて、あまり作り置きしないから、麺にコシがありますね。
蕎麦打ち体験でもやりますか。
返信する
蕎麦大好き (ゴッチのスープレックス)
2012-10-28 21:33:54
長野出身の私は子供の頃から蕎麦をよく食べ、今も大好きです。昔は行く蕎麦店と言えば近所の店が定番でしたが、有名な店ではなかったものの手打ちの本格店で美味しかったです。ざるそばが大好きで冬でも食べていたと今でも親に言われます。残念ながらその店は先日帰省した際、前を通ったところ閉店してしまったようでした。ちょっと寂しいですね。最近はもっぱら立ち食い蕎麦のチェーン店「小諸そば」ですね。立ち食い蕎麦としては、まずまずの味で二枚もり290円は魅力的です(笑)。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事