ちょっと気になる呑み屋で一杯やってきた。
店の名前は「うな達」
うな達という名前からして察しはつくだろうが、うなぎを喰わせてくれる店である。
遅番出勤前に池袋界隈をプラプラして、仕事を終えた後に楽しむ場所を物色していたところ、酒呑みの嗅覚が鋭く反応した。
今日は18:15終業の早番である。
職場のご同輩と目と目が合う。
是非、行ってみたい呑み屋がある、と爺。
それに反応するご同輩。
月曜日の、雨降る池袋。
古びたビルの扉を開け、地下へと降りていく。
カウンターは5、6席で、畳の部屋には4人用の膳が9卓。
板さんは黙々と焼き物の加減を見ており、女将は「初めてですか?誰かに紹介されました?えっ、飛び込み。良く来てくれました。ありがとうございます」と、気さくに話をしてくれる。
何とありがたいことに、初入店の御礼ということで、ホッピー中を1杯ずつご馳走になる。
やや小ぶりの焼き鳥は80円から。
鰻屋に来たんだから、と女将に言われ、鰻本体ではないが、肝120円、ヒレ100円を追加注文。 安いし、美味いし、雰囲気良いし。
昭和へタイムスリップしたような、イヤ、昭和そのものと言える素晴らしいお店に出会えることができた。
最近、寄る年波のせいか、記憶力、体力の低下を少しばかり感じ始めていたところだが、酒呑みの嗅覚だけは、飲酒歴と比例して右肩上がりを続けているようだ。