彼岸を境にグッと冷え込んでいたが、週末は穏やかな秋晴れとなった。
朝早く家を出て南武線登戸駅で小田急に乗り換え、向かった先は伊勢原の日向地区。
目的は秋の花のひとつである彼岸花の撮影だ。
広角、標準、大口径望遠ズームとマイクロのフルラインナップのレンズを突っ込んだドンケのバックを抱えているので、彼岸花が自生している日陰道を1km.ほど歩き、日向薬師を参詣した時点ですでにお疲れ気味。
しかし、メイン会場?の田んぼに着いた瞬間に元気ハツラツ、パワー全開。
あっちを向いても、こっちを見ても、どこもかしこも真っ赤な彼岸花。
普段持ち歩かない一脚にカメラをセットして彼岸花を撮りまくる。
秋の日向地区は柿や栗が実り、刈り入れの終わった稲の脱穀作業を家族総出で行なっている。
この山里には日本の原風景がある。
川崎の工業地帯で生まれ育ったおやじは、このような景色を実際に見て育ったわけではないが、なぜか懐かしく感じるのは、農耕民族の血が流れているからだろうか。
しばしカメラのシャッターも切らずに自らの身体でここの空気を感じて、少しだけ豊かなった気持ちを川崎に持ち帰ることができた。
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