メンターから教わった成功哲学

資産2億円以上。手取り18万円の介護職からスタートした私が成功するまでのストーリー。

第20話

2023-09-18 07:00:00 | 日記

運良く最初の学校から合格通知が届いた。入学金は30万円程度、年間の学費は100万円程度、それに教科書代などを合わせると初年度は160万円ほどかかる計算だった。運良く入学まで半年の猶予があったため、どのようにすればいいかメンターに相談する時間があった。

 

メンターはこう言った “まずは固定費を徹底して見直しましょう”

 

私は生活費を安くするために、まずは引っ越しを考えた。初期費用は安くても15万円ほどかかる。しかし、4万円家賃を下げることができれば4ヶ月で初期費用は回収できる計算を立てた。4万円の家賃を下げるとなると、実質家賃は2万5000円が上限になる。私は不動産会社に行き、家賃2万円で無いか探し始めた。

 

今でもはっきりと覚えているが、家賃2万円を希望していると不動産会社に伝えると門前払いに近かった。

 

「そんな価格では1件もありませんよ」

半分笑っているかのように不動産の男性は言った。そこで、私はどうするべきか考えた。とにかく、合格をもらった学校の近くを歩いてみることにした。

 

学校が田舎だったこともあり、周りは田んぼや古い民家が沢山あった。その中でも入居者募集と旗を出しているところは、聞いてみると家賃は安くても4万円からと言われた。そこで、ある計画を思いついた。

 

私はどう見ても空き家の一軒家を見つけた。近所に住んでいる方に話を聞くと、その住人はすでに亡くなっているとのことだった。息子さんが都会にいるので、誰も管理できていないという話を聞けた。そこで、息子さんの電話番号を聞き電話をかけてみることにした。

 

「私はNと申します。近所の○○学校に来年から通うことになりました。近くで家を探しているのですが、誰も住んでいない一軒家を見つけて、失礼ながら息子さんのお電話番号を教えていただきました。」

 

事情を話すと、家をきれいに扱ってくれるなら貸しても良いとのことだった。金額は月5,000円で良いとのことだった。かなり運が良かったと思っている。

 

かなり長い間放置されていたのだろう。ドアは軋んで、靴下が真っ黒になる程に埃が積もっていた。カビ臭い匂いに、ゴキブリのフンがあちこちに撒き散らかされており、一瞬心がめげそうになった。

家具類は全て処分して良いとのことだったので、使えそうなものだけを残して、残りは粗大ゴミで出すことにした。ゴミの処理費用で1万円近くかかったが、それでも家の中が空っぽになると自分の基地ができたようなそんな気分になった。

 

タンスには住んでいた方が使っていたであろう洋服や、台所には埃にまみれた食器が残っていた。それでも、埃を取って換気をすればそれなりに見える状態にまですることができた。



コメントを投稿