以下の内容はとても深い。
周りの人の事を考えもせず、自分勝手な発言や行動は、社会でも家庭でもどこにでもある。
自分が正しいと安易に思い、口にする言葉や行動が、知らぬ間に他人を傷つける。
いかに自分勝手で無責任かを問われる行動である。
おおげさかもしれないが、
大きくみれば、そのような根本的な考え方や行動が、権力をつかんだ延長線上に、21世紀になっても、戦争という人間同士の殺し合いが続いているという事を、まず自身自身に落とし込み、改めて反省するべきである。
相手の身になってみる
この言葉を常に心の真ん中において、言動や行動をしていくことこそが、社会で生きるという事であり、戦争のない平和な世界を築いていく根本であると考える。
レアへ
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名字の言 ノーベル賞の授賞決定に寄せて2024年12月11日
日本原水爆被害者団体協議会にノーベル平和賞が贈られた。
ノーベル委員会のフリドネス委員長は授賞決定の際に語った。
「世界には、地平線上に暗い空を見ている人たちがたくさんいます」欧州や中東での紛争に心が痛む。
委員長は続けた。
「この賞をもって、私たちはそれ(視線)を引き上げたい」「私たちはグローバルコミュニティー(地球規模の共同体)であり、核兵器の脅威は私たち全員に及ぶ可能性がある」(朝日新聞10月12日付)
ノーベル文学賞受賞者、ショインカ氏の言葉を思い出した。
「世界ではいくつかの“正義”がぶつかりあい、戦争が起こっているように見えます」との問いに対し、氏は「ほかの人の身になって想像力を働かせることが正義の基本です。
ですから、色々な種類の正義があるとは思えません」(読売新聞1995年11月29日付)
池田先生はこの言葉を通して「相手の身になってみる」姿勢を訴える。
「その想像力がない正義は、独善となり、対話拒否となり、押しつけとなり、いじめとなる。それは正義という名の悪となる」と
「自分の世界の地平線を、ずっとずっと遠くに持っていってほしい」とショインカ氏。
想像力で心の地平線を広げ、足元から行動を起こしたい。