6月30日(火)と7月4日(土)と7月14日(火)の3回、私(上土井)と稲垣先生は、一足早く使用が出来るようになった「北九州パレス」で道場再開時に向けてのシミュレーションを兼ねた稽古を行って来ました。
苅田町総合体育館の再開は、まだ先が見えない状況ですが、「コロナ感染予防対策」は十分に取らなければいけません。
「新しい生活様式」を実践し、道場の皆さんが、安全に安心して稽古が出来る環境を準備しています。
「北九州パレス」もコロナ対策をしっかり取られています。
出入口は一か所だけにして、「マスクの着用」、「2Mの間隔を空ける」などの注意事項が書かれた掲示板があります。
入館時には、「使用者名簿の記入」と「手指のアルコール消毒」が必須です。
更に、警備の方が「サーモカメラで体温チェック」をし、発熱がある人は入館が出来ません。
自動販売機前のテーブルは使用出来ません。
道場前にも「注意書き」があり、
道場入口など、いろいろな所に「手指消毒用アルコール」が設置してあります。
「密接」を避ける為、使用できるイスも間隔が空けてあります。
柔道場入口にも「注意書き」があります。
道場使用については、今はまだ個人での使用は禁止されていて、団体のみが使えます。
そして、前の団体の使用後は、職員の方が畳などをアルコール等で消毒をしてくれていますので安心して使えます。
スポーツ庁が出している「社会体育施設の再開に向けた感染拡大予防ガイドライン」では、「施設管理者が準備すべき事項」の中に「ドアノブ、イス、テーブル、トイレレバーや手が触れる可能性がある床のこまめな清掃と消毒を行うこと」となっておりますので、苅田町総合体育館も使用再開時には対応をされるだろうと思います。
ガイドラインには「施設管理者が準備すべき事項」と「利用者が運動・スポーツを行う際の留意点」が記載されていますので、双方が遵守することがコロナ感染予防には大切ですので、皆さんにも一読をお勧めします。
スポーツ庁「社会体育施設の再開に向けた感染拡大予防ガイドライン」↓
https://www.mext.go.jp/sports/content/20200514-spt_sseisaku01-000007106_1.pdf
これは、道場再開に向けて、私達で準備したコロナ対策品です。
この日行っていることが、「コロナ対策を取り入れた道場稽古のシミュレーション」です。
まずはマスクの着用。
道場再開時、稽古中は全員マスクを着用とします。
ただし道場から外に出て、人から離れて外すのは構いません。
夏場は熱中症も心配ですので、休憩と水分補給は自由とします。
コロナ禍では、飛沫を防ぐ為、大きな声を出すことも控えなければいけません。
ただし、私達は指導上、どうしても声を出して説明をする必要がありますので、場合によっては、私達は、皆さんへの飛沫を防ぐ為のフェイスシールドも使用致します。
体操時の号令等も当分の間、中止します。
代わりに、タブレットを使い、私と稲垣先生で準備したビデオで号令を流します。
長く息を吐く「呼吸法」も当分の間は中止し、目を閉じて「心を静める」のみと致します。
稽古前には、非接触型体温計で、全員の「体温チェック」を行います。
37.5度以上の熱があれば、稽古参加は控えてもらいます。
体温チェックは稲垣先生も
当然ですが、私も致します。
参加者全員、稽古前、稽古後のこまめな手洗い、手指のアルコール消毒も、必ず行います。
ここまでの準備をした上で、実際の稽古では「密閉、密集、密接の3密を避けること」を徹底します。
「密閉」を避ける為、道場の窓は全て開けて、扇風機も使い、換気を良くして、初めて稽古の準備完了です。
さて、これからが稽古の始まりです。
道場再開時は、「密集」を避ける為、コロナが落ち着くまでの間、時間をずらして2グループに分ける予定です。
稽古中も、人と人との間隔を空け、ソーシャルディスタンスを保つようにと考えています。
そして、「熱中症対策」で稽古時間を50分~45分以内に短縮致します。
次に「密接」を避ける為、当分の間は、手を取るなどの接触する稽古を控えます。
「受身」や「独り技」などの、基本をじっくりと身に付ける良い機会にしたいと思っています。
私と稲垣先生も、体育館休館以降は野外稽古や独り稽古などは行っていましたが、畳で行う受身は4か月ぶりです。
私達もお互いの接触は控えた稽古です。
受身は「基本中の基本」です。
きれいな受身を身に付けましょう。
しかし、久しぶりの畳での稽古は、嬉しかったです。
当たり前に行っていたことが、コロナで当たり前ではなくなってしまったので、畳で稽古が出来る有難みを改めて感じました。
この日は、一人で出来る「杖」や、
同じく、一人で出来る「剣」の稽古を中心に行いました。
「組み技」も行いましたが、お互いが直接は触れずに「エアー組み技」で行いました。
「仕手」と「受け」の動きの稽古になります。
「マスク着用」での稽古を実際に行ってみると、かなり呼吸も苦しくなることを体感しました。
皆さんとの稽古再開の時には、こまめな休憩と、外に出て人から離れて、マスクを外し、呼吸を整える時間を取ることも必要だと実感しました。
いつでも道場が再開出来るように、「感染予防対策」と、体力と技術を維持する稽古を続け、私達の準備は出来ております。
「合気道 真風会」会員の皆さん、苅田町総合体育館の使用再開まで、もう少しの間お待ちください。
【ホームページ】