「合気道 真風会」は「女性と子供の為の護身術」を出張指導しております。
みなさん、こんにちは。
11月16日(土)、私(上土井)と稲垣先生は、北九州市小倉南区の「北九州市立沼市民センター」に行って来ました。
今回は、市民センター講座「沼小学校家庭教育講座 護身術を学ぶ」の企画から「親子護身術教室」の講師として、お招き頂きました。
対象は沼小学校に通う子供たちと保護者、35名の方々が参加しました。
そして午後2時半、沼小学校校長先生からのご挨拶でスタートしました。
非力な子どもを対象とした「護身術」ですので、「子どもを狙った犯罪者」から、身を守り、無事に逃れることに重点をおいております。
戦って相手を倒す為ではなく、「危険から逃れる為の護身術」です。
身近に起こっている事例をお伝えし、まずは危険に合わないための普段の心掛けから説明します。
護身術において大切なのは、絶対に脱出出来ると思う「強い心」です。
心と身体は一つです。
心の状態は身体にも表れます。
「自分には出来ない」と思うか、それとも「自分は出来る」と思うかの違いは身体の状態を変えます。
心の使い方ひとつで、自分が持っている本来の力が発揮されます。
まずは、心の使い方をお教しえしました。
二人掛りで潰そうとしても、ビクともせず前進することが出来ます。
護身術も「心の使い方」を活かしてこそ、自分の力を最大限に発揮することが出来ます。
実際に、危険な目に合った子ども達は、恐怖で声も出せずに固まってしまうことが多いそうです。
火事の際の「火災訓練」と同様に、シミュレーションで危険を体験する「実践的な護身訓練」が必要です。
「簡単に捕まらない為の安全な距離の確認」、合気道でいうところの「間合い」の説明です。
対面で実際に素早く相手を捕まえに行き、「危険な距離」と「安全な距離」を体感で掴んでもらいます。
「危険人物には掴まらない距離をとること」
「大きな声で助けを求めること」
「ランドセルは捨てて全力で逃げること」
「それでも捕まってしまった場合の逃れ方、腕を掴まれた場合」
「後ろから抱き付かれた場合の逃れ方」
心の使い方で、前進する力も変化します。
前進を腕で止めたり、後ろから抱き付いたりして、その違いを体験してもらいました。
そして午後4時、終了です。
みなさん、お疲れさまでした。
最後に、沼市民センター伊藤館長が参加者の方たちへ、マイクでこの日の「親子護身術教室」の感想を聞いてくれました。
「楽しかったです。」
「護身術を習ったことで、強くなった気がします。」
「護身術を知っているのと知らないでは、大違いでした。」
沼市民センター職員で今回のご担当者の新開さんからも、「私も帰って子ども達に教えます。プラス思考の強い心が大切だと改めて思えました。」とのご感想を頂きました。
皆さんからの、ありがたい言葉は、私たちにとっても本当に励みになります。
「合気道 真風会」は、慢心せず、日々研究を怠ることなく、時代にあった身の守り方をアップデートし続けて行きます。
そして、より「実践的な護身術」をお伝え出来るよう、これからも精進に努めて行きたいと思います。
最後になりますが、沼市民センター伊藤館長、新開さんを始めスタッフのみなさん、この度はお世話になりました。
微力ではありますが、私たち「合気道 真風会」が世の中のお役に立てるのであれば、光栄に思います。
そして、みなさんと共に過ごさせて頂いた時間は、私たちも本当に楽しかったです。
この場を借りてお礼を申し上げます。
ありがとうございました。