何とか痛みを和らげるために・・・

定期的に治療に来られていた７０歳代の女性の患者さんの話・・・。

持病の心臓病ため　定期的に総合病院でも受診されているのですが　
最近は　下肢の痛みが強くなり　総合病院で診察を受けても痛みが軽減せず　来院されました。

以前は　肩こりや肩甲間部の痛みが強く定期的にマッサージ治療を行っていたのですが
今回　同じ姿勢でいられないほど下肢が痛むと言う事なので　鍼治療をお薦めしました。

鍼治療をされるのは初めてということで、「痛いんじゃないの？」と心配されてましたが、「もし、痛ければ　すぐやめますから　１本だけさせてください」とお話しし　了解してもらいました。

もちろん　治療での痛みが全くないため　普段通り痛みをとる鍼治療を行ったところ
治療を終了して立ったとたん　「先生　あんなに痛かったのに　今は全然痛くないです。ほら、普通に歩けます」と　嬉しそうな笑顔！！

治療師として　患者さんの喜んでくれる姿をみるのが　一番嬉しい事です。

「今夜は普段通り　お風呂に入っても大丈夫ですよ。明日の明け方など体が冷えると　また痛みが再発することもありますから　気をつけて」と言葉をかけ　お見送りしました。

治療師として　毎日大勢の患者さんを診させて頂いてますが　東洋医学は　患者自身の回復力（自然治癒力）を高めていき　体の変調を元に戻すものですから　治療効果がすぐ出ないときも多くあります。

もちろんその事を患者さんにもよく説明して治療を行っておりますが　辛がっている患者さんを見るたびに　私自身「何とか少しでも痛みを和らげてあげたい」という気持ちでいっぱいになります。

今回のように　１度の治療で痛みがなくなり　患者さんの嬉しそうな顔をみると　役に立てて良かったと　嬉しくなります。



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