
患者さんとの会話で感じたこと・・・・・
当院へ来られる方は いろいろと持病もあり 病院でも治療をされている人が多い。
そして患者さんは 自分の症状を分かってもらおうと いろいろ詳しく先生に説明する。
ある患者さんが 病院へ行った時
先生は診察のあいだずっとこちらの顔をほとんど見ず 机の上のパソコンの画面ばかり見て 生返事ばかり・・・
そしてまたある先生は 「診るのは私です! あなたは聞かれた事だけ答えてください」と叱られたと 愚痴をこぼされる。
もちろん病院では多くの患者さんを診察するのだから 問診に長々と時間をとれない事もわかりますが・・・・・。
こんな話を聞くと 悲しい気持ちになります。
患者さんは不安なんです。 誰でも年齢を重ねると 悪いところが増えて不安を感じ 心配になり 夜も眠れなくなり 気力もなくなっていく。
私達 東洋医学に携わる者は その不安を少しでも 取り除くことも 大切な治療なのではないかと思っています。
子供の頃 お腹が痛くて泣いていた時 母親がお腹に手を当てて優しく撫でてくれると 不思議と痛みが無くなった経験は誰にでも在るはず。
大人になってもそれは同じ事で 高齢になり健康に不安が増すと 周りからの優しい言葉や思いやりが 一番の薬に思えるのではないでしょうか。
私達の治療 『マッサージ・はり』は からだに触れる治療 まさに『手当て』。
患者さんの気持ちになり 今の苦痛を少しでも和らげるには どうすればよいか?ということを最優先に考え
患者さんの目線に立ち 一緒に症状の改善に努める謙虚な気持ちが 一番大事なのではないかと痛切に感じました。
『健康堂_杉山至山』
『杉山至山』
『Shizan's Diary』
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『健康堂』
『健康堂 治療日記』