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ケンタシノリのバルコニーから眺めて

ニュースでの言葉の使い方

 ここ最近、散歩やトレーニングをしながら体重コントロールに取り組んでいるケンタシノリです。数日前に誕生日を迎えましたが、50歳を目前にしてご飯の量が多くなるとリバウンドが心配になる今日この頃です。

 今日の本題は、最近の新型コロナに関するニュースで登場する言葉について書きます。
 個人的に思うのが、キャスターや専門家がやたらと『リバウンド』という言葉を使っていることへの違和感です。報道に携わる人は、『感染再拡大=リバウンド』だからカタカナの5文字を使いたがるのではと考えてしまいます。
 本来、リバウンドというのはダイエットのイメージ(減量していたのに再び体重増加)で使うことが多いです。そう考えると、新型コロナ報道で安易に『リバウンド』と使うのは避けるべきです。それでも使いたいときは、『感染再拡大(いわゆるリバウンド)』というような形のほうが望ましいと思います。
 ちなみに今日のテレビニュースでは『インド株→人流増加→リバウンド』という見出しがありましたが、いくら字数が限られるといってもこの見出しだとテストでは減点の対象になってしまうかもしれません。
 最初の『インド株』ですが、WHOは変異株の命名にギリシャ文字を使う方針から『インド株』は『デルタ株』という表記に変更されています。

 リバウンドと同様に最近のコロナ報道で頻出しているのが、『人流』という言葉です。これも、安易に漢字2文字の言葉を使っているという印象にしか見えません。
 ちなみに、お役所言葉としてはかなり前から使っているようですが……。

 以上のことを考えると、先ほどの見出しは『デルタ株→人の流れが増加→感染再拡大』に直したほうが視聴者にも分かりやすいと思います。

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