医療の現場や介護施設ではサージカルマスクという医療用のマスクが
絶対的に不足していると言われています。
一方ではトンチンカンなタイミングで、国から布マスクが配布されること
になり、ほとんどの人が怒り心頭です。
テレビのインタビューで、小学生の男の子が
配るより、作ってください
と、的の得たコメントをしていました。
仮にですが、安倍首相が
サージカルマスクは、医療の現場では不可欠なので、症状の出ていない方は
当面の間、またはマスクの流通が正常化するまでは布マスクを丁寧に扱って
しのいでください。
国営のマスク工場を緊急で作りますので、しばらくの間我慢してください。
(今回だけでなく、将来のリスクも考慮して災害に必要なものを作る工場を
国内に保有しておくことが必要だと思います)
とでも言えれば、ここまでの騒ぎにならなかったと思います。
僕の会社は
国内で小さな布工房を運営していますが、随分前から安価な中国製に
圧倒されながらも、絶対閉めないという気持ちでなんとか続けています。
国産で手作りというコンセプトは、価格面においてどうしても割高になりますので
コンスタントに販売することは、相当ハードルが高いビジネスになります。
前回のブログでも書きましたが
マスクを作るかどうか、随分と葛藤がありました。
僕はバリバリの昭和生まれなので、このタイミングでの参入は火事場泥棒的に
なるのではないかと危惧しました。(スタッフも同じ考えだったようです)
しかしながら
騒動前は当たり前のように棚に並んでいたマスクが、我が家の分さえ
全く買うことができない状況や、酷い転売活動が収まったこと
職人さんがプリーツタイプのマスクを自家需要で作っていたことを
2月に初めて知り、その制作のノウハウがあること
幸いにも生地メーカーから立体マスクの型紙を配布してもらえたこと
サンプルを知人に配ったら、予想以上に喜んでもらえたこと
1か月先しか手に入らない生地をまとめて買い込む必要がありますが
余った時のリスクは受け入れると決めたこと
様々な観点から総合的に判断して、手作りマスクを作ることを決めました。
全行程をハンドメイドで仕上げていきますので
職人歴40年のベテランでも2時間で3枚しか制作できません。
また、作る以上は素材選びも慎重におこない、特に国産仕上げの
オーガニックコットンや手染めの綿にこだわっています。
糸の状態のみ輸入品に頼る場合があります。
相当タフで根気のいる作業なので、ふたりの職人さんの体調管理に
気をつけながら、週100~120枚を目標に丁寧に1点1点制作しています。
3月26日から販売を開始しましたが、寄贈分も含めて今日までで
約300枚制作しました。
3月8日~15日発送分は、今日現在ほぼ完売しました。
手作りマスクなんて、高いし、洗うの面倒だし、いらないよ。
そう言われる時を、僕自身も切に願っています。(本心です)
当面の間は従来の製品の制作を中断してコツコツとマスク作りに
専念したいと思います。
店主 イシイ
P.S.
白いマスクだけを職人さんが作り続けるのは、たとえ仕事であっても
酷かもしれません。制作のリズムを変える他のアイテムも考えなければ
いけないかなと思っています。
絶対的に不足していると言われています。
一方ではトンチンカンなタイミングで、国から布マスクが配布されること
になり、ほとんどの人が怒り心頭です。
テレビのインタビューで、小学生の男の子が
配るより、作ってください
と、的の得たコメントをしていました。
仮にですが、安倍首相が
サージカルマスクは、医療の現場では不可欠なので、症状の出ていない方は
当面の間、またはマスクの流通が正常化するまでは布マスクを丁寧に扱って
しのいでください。
国営のマスク工場を緊急で作りますので、しばらくの間我慢してください。
(今回だけでなく、将来のリスクも考慮して災害に必要なものを作る工場を
国内に保有しておくことが必要だと思います)
とでも言えれば、ここまでの騒ぎにならなかったと思います。
僕の会社は
国内で小さな布工房を運営していますが、随分前から安価な中国製に
圧倒されながらも、絶対閉めないという気持ちでなんとか続けています。
国産で手作りというコンセプトは、価格面においてどうしても割高になりますので
コンスタントに販売することは、相当ハードルが高いビジネスになります。
前回のブログでも書きましたが
マスクを作るかどうか、随分と葛藤がありました。
僕はバリバリの昭和生まれなので、このタイミングでの参入は火事場泥棒的に
なるのではないかと危惧しました。(スタッフも同じ考えだったようです)
しかしながら
騒動前は当たり前のように棚に並んでいたマスクが、我が家の分さえ
全く買うことができない状況や、酷い転売活動が収まったこと
職人さんがプリーツタイプのマスクを自家需要で作っていたことを
2月に初めて知り、その制作のノウハウがあること
幸いにも生地メーカーから立体マスクの型紙を配布してもらえたこと
サンプルを知人に配ったら、予想以上に喜んでもらえたこと
1か月先しか手に入らない生地をまとめて買い込む必要がありますが
余った時のリスクは受け入れると決めたこと
様々な観点から総合的に判断して、手作りマスクを作ることを決めました。
全行程をハンドメイドで仕上げていきますので
職人歴40年のベテランでも2時間で3枚しか制作できません。
また、作る以上は素材選びも慎重におこない、特に国産仕上げの
オーガニックコットンや手染めの綿にこだわっています。
糸の状態のみ輸入品に頼る場合があります。
相当タフで根気のいる作業なので、ふたりの職人さんの体調管理に
気をつけながら、週100~120枚を目標に丁寧に1点1点制作しています。
3月26日から販売を開始しましたが、寄贈分も含めて今日までで
約300枚制作しました。
3月8日~15日発送分は、今日現在ほぼ完売しました。
手作りマスクなんて、高いし、洗うの面倒だし、いらないよ。
そう言われる時を、僕自身も切に願っています。(本心です)
当面の間は従来の製品の制作を中断してコツコツとマスク作りに
専念したいと思います。
店主 イシイ
P.S.
白いマスクだけを職人さんが作り続けるのは、たとえ仕事であっても
酷かもしれません。制作のリズムを変える他のアイテムも考えなければ
いけないかなと思っています。