森の紙公式ブログ

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ネットショップなんかやめなさい!こんなことがありました編

2018年07月07日 | 勝手放題

ネットショップを運営している諸氏にあえて伝えたいことがある。

 「ネットショップなんかやめなさい!」


こう言われて、ドキッとしませんか・・・


顧客へのサービスやモールへの忠誠にばかり気を取られて、赤字で販売していませんか?



~最近あるモールでこんなことがありました~


夏になるとよく売れ、この時期以外でも普通に売れ続けている〇〇〇があります。



5月のある日、競合他社が現れ、価格を数時間ごとに10円ずつ下げ続け

気がつけば1700円の商品が、なんと約1週間で1010円まで下落したのです。



正直赤字は必至、慈善事業という他ありません。



僕はこの商品に愛着と信頼感があるので今年も500個以上の仕入れを実施。


どんなに価格が下がっても、赤字になっても彼らに対し一歩も譲りませんでした。



でも、あまりにもばかばかしいので、ある深夜にふと1680円まで値上げを断行!


すると


翌日ページを見ると、その競合他社は在庫とともにページから姿を消していました。

※つまり安値で在庫を完売させたということ


あれから約1週間

現在は常識的な価格に戻っています。



「理解してほしいこと」


自分が数年間かけて大事に育てた商品が瞬時に自分のものでなくなる


メーカーが販売店を選別しなければ商品価値は日々下落する可能性がある


赤字覚悟で販売されたら常識的な小売り業は存在しなくなる



「考えてほしいこと」


競合他社に立ち向かうか、他社に真似されないノウハウを構築する




今年に入ってから、ネットショップの廃業が増えている。

一番の理由は「宅配便の大幅値上げ」


ある地方のカーペット店など

サイズが大きすぎて宅配料金を値上げ後の正規の金額を支払うと言っても


「トラックに積めません」と断られ


結局廃業に追い込まれたという哀しい話がある。



では


いったい、誰が得をするかというと


「消費者」と「モール」なのです。



こんな苦難のネットショップ業界で可能性を感じますか?


下記のどちらの図式でも利益を出せるアイデアがありますか?



→今までの小売業


粗利=商品代金-仕入原価



→お店が消えていく理由


粗利=商品代金-仕入原価-送料-ポイント還元-値引額



これからネットショップを始めようとしている諸氏に

あえて伝えたいこと・・・



 覚悟と個性がなければ、「絶対に、ネットショップなんかやめなさい!」


自戒をこめて




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