森の紙公式ブログ

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箱入りマスクの相場とアベノマスク問題

2020年04月27日 | マスクのはなし
巷では不織布マスクが手に入るようになってきました。

反面、業務用の防護服・手袋や除菌スプレー、除菌ティッシュの入手は厳しい状況にあり、お店にはほとんど並んでいません。

と言いますか、近所で見かけたことさえありません。

僕の見立てでは、メーカー品が手に入れられるのは6月以降になると思います。


今日の夕方、中国製のマスクを1枚あたり@43で仕入れないかという打診が取引先からありました。

箱入りの場合はなぜか50枚単位が多く、個別の包装もされていませんし、パッケージも英語と中国語の表示だと言われては買う気にもなりません。

マスクの流通量が一挙に増えてきましたので、安いところでは

1箱1500円程度の投げ売り状態になり始めています。

単に儲かるからという理由で大量に仕入れたようですが

マスクは相場商品になっていましたので、供給過多になれば価格が下がり始めるのは当然のことになります。

なので

1枚@10になったら考えます・・・・・と答えておきました。

通販で販売すると、箱入りの送料は700円程度かかってしまいますので、下手をすると商品より送料の方が高くなります。

もし僕が扱う場合は、この値段で仕入れることができたとしても、半分は残ってしまうことをイメージしながら販売すると思います。

さて

シャープのマスクが抽選方式になりましたが、なかなか手に入らない状況です。

これから増産を開始するにあたり、細かいことなのですが、1点お伝えしたいことがあります。

初回分は三重の多気工場で作られているはずですが、今後は中国の工場でも1/3程度、生産されるようになっていくようです。

この場合は、シャープ=日本製ではなく、シャープ社企画の中国製になるということです。


これはユニクロや無印良品、ニトリと似ていています。


「日本製だから安心」


というコメントをあちこちで目にしましたので、老婆心ながら訂正させていただきますと

今後シャープという会社の中国の工場で作られるマスクは、あのシャープが作るマスクだから

安心して買える、買いたい、欲しい

中国製

という風になります。


国内の工場が淘汰されて中国を含めた海外製に大きく依存している、今の日本の現状と将来のリスクを踏まえますと「国内回帰」の流れが少しでもあってもいいのではないかと心から願います。


話は変わりますが

例のアベノマスクを委託された4社または5社目の会社の存在が発表されました。

残念ながらマスクとしては評価されない品質と仕様になっていてどのように配布または再配布されるかよくわかりません。

また、怪しい情報も出始めています。


シャープ社製マスクの人気を目の当たりにしますと

最初からシャープに委託していれば、届くまでの時間が少々かかったとしても皆が納得して受け取れたのではないかと思います。


安物買いの銭失いという、言葉どおりの結果になりそうです。


最後までお読みいただき、ありがとうございます😊


店主 イシイ






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