佐々木閑 仏教講義 6「阿含経の教え 2,その27」(「仏教哲学の世界観」第9シリーズ) - YouTube
〔感想〕
対象
色声香味触法の六境(六外処)
感覚
眼耳鼻舌身意の六根(六内処)
六境六根合わせて十二処という。
対象と感覚が触れて生じる6種の
識別領域
眼識,耳識,鼻識,舌識,身識,意識の六識
十二処とこの六識を合わせて十八界という。
十八界(六境六根六識)は、
宇宙の一切を意味する。
「変化する」という法則。無常と因縁の法。
ほとんどの人が、自分は死んでも生きてるとおもってるんだから、無常をほんとに分かってる人はほとんどいない。
多くの人が「因果の法則なら知ってるよ」と主張するが、それはたいてい前後関係の雑な認識に過ぎない。因果じゃない。
自我を捨てない限り、無常も因縁の法もけっしてほんとうには分からない。
仏教の肝は、
自我幻想を捨てる
実践
です。
科学がもっと進歩して、人間が遺伝子レベルで完璧に解析され、脳の構造と機能もすべて解明されて、意識のコピーが簡単に作れる日が早く来てほしいです。
そうなれば、それでも残る根源的問題が鮮明に浮き上がり、みんなが気づき易くなります。
仏出世の一大事因縁を、今より多くの人が知りたいとおもうようになります。
意識の非局在性説が正しければ、ずっと先の話になるでしょうが。
意識を脳のある部分の電気信号に還元するのは唯物論で、ブッダの教えとは次元の違う話だとおもってます。
おれは形而上学的無駄話がけっこう好きなほうで、自分に迫りくるタイムリミットを考えると、この種の無駄事の弄びを強く自戒しないといけないとおもってます。
しかし、どうしても形而上学的嗜好が止められない人は、どんな最新流行哲学よりも、アビダンマを学ぶのが良い、とおもいます。
これは科学の最終到達地を予め現している奇跡だとおもうので。
はたいへんわかりやすく有益です。
チャンネル fdhammaより
「アラナ精舎在住のウ・コーサッラ西澤長老が全国で開講している「アビダンマ基礎講座」受講者向けに書き下ろされた参考書のPDFを下記アドレスで公開しています。 http://gotami.j-theravada.net/cat26/d... 」
(My Favorite Songs)