3年前の今日(24日)書いた記事を編集リブログします。
《仏教哲学》「豊かさ」とは何でしょうか?
スマナサーラ長老の初期仏教Q&A|ブッダの智慧で答えます(一問一答)日本語字幕付き
(青字はスマナサーラ長老の言葉。黒字は自分の感想です)
今までは我々は、空気と水に対して、困った事がなかったんですね。これから困りますけどね。(2分頃)
以前、NHKで、世界中のきれいな湧き水の使用権を独占しようとする、企業の活動を特集してた。水の次に狙われるのは空気だろう。
99%の人々がそうなることを意識的には望んでないにもかかわらず、やがて水も空気も有料の時代が来る。
盲目の欲に同化して「欲の塊になってる自分」に気づきがない人々は、貪瞋痴に夢中なので、それを止める力など持てるわけない。
豊かさとは…自分にあるもので満足することです。…
この満足を感じると豊かなんです。
自然破壊に加担せずに、満足を得るには、
少欲知足
以外ありえない。
少欲知足は、弱者の消極的な自己保身術ではない。
欲楽追究の道のりに真の幸福はない
と明晰判明に知った者に、初めて垣間見える積極的境地だ。
無欲でも大欲でもなく、少欲というこの境地は深い。
完全なる少欲知足は、最高の幸福を得たブッダに現れる自然な生活態度だ。
「足ることを知ると云うことは、
前後を裁断してそれになり切る
と云うことである」
(澤木興道[禅談]「少欲と知足」より。強調処理は私です)
この澤木老師の言葉によって、おれは初めて「知足」の意味を教えられた。
ちなみに
「貰わぬうちの欲を戒めたのが少欲で、貰ってからの欲を戒めたのが知足である」(同)
という説明も分かりやすい。
(My Favorite Songs)
Nellia & Dietmar Ehrentraut - Boogie-Woogie - | IWS 2020 (3)
(過去記事編集再録)