これは、私が16歳の時の夏休みの話です。
夏休みに、他県から従兄が友達と遊びに来てくれました。
私と妹は、ベッドルームをシェアしていたんですが、
私達のベッドルームには、ベランダに続くガラスドアがありました。
西の方を向いていたので、日除けとして、ブドウがドアの半分を隠すように植えられていました。
そして従兄が来たとき、夏の夜の恒例、怪談となりました。
少し霊感っぽい?のがあった従兄は、
急に何か感じ始めました。
そこで、頻繁に事故が起こるスポットとかを言い始めました。
私の実家の近くには、魔のカーブと呼ばれる、
ちょっと見えにくく、S字になったカーブがあります。
今でこそ、整備されて、見晴らしは良くなっているのですが、
当時そこでは、頻繁に事故が発生していました。
恐らく、死亡事故もあったと思います。
それに、踏切が近くにあるので、死亡事故も頻繁に起きていました。
私と妹は別に何も感じはしなかったのですが、
ゾッときて、もう怪談話はやめようと、
その日の夜はお開きになりました。
そして朝が着て、ガラスドアのカーテンを開けてびっくり!
なんと、ブドウの葉が、人の形の様にその部分だけ枯れていました。
あれっきり、そのような体験はしたこと無いのですが、
初めての目に見えたゾッとした体験です。